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最愛 【黒子のバスケ】

第11章 NBA


sideさつき&美緒

食事を出してると大ちゃんがおバカ丸出しなことを聞いてくるから美緒と絶句した。

「つーかなんでみさきが鼻血出したんだよ」

大ちゃんのせいだってなんで分かんないの!?
青峰さんって鈍感すぎじゃない!?余計なこと言ったあたしも悪いけど

あたしたちの顔には間違いなくそう書いてあるのに眉間に皺を寄せたまま更に追い打ちをかけてくる。

「しかもなんで火神がリビング連れてくんだよ。そこは俺だろ!?心配でメシ食ってる場合じゃねぇよ」

あのさ…大ちゃんが行ったら余計鼻血出すでしょ
あの状態で青峰さんが膝枕したらみさき多分出血多量で倒れる

「大ちゃん。みさきが作ってくれたし先食べよ」

「いや、食うけど。みさきが鼻血出してんの心配なんだよ。前にチャリティーで小児科に行った時に白血病の奴がいて最初は鼻血が頻繁に出るのが気になって病院に行ったら白血病だったって話してくれたんだよ」

「青峰さん。みさきは頻繁に血液検査してるんでおかしければ病院がすぐに気づきます。白血病とかじゃないんで大丈夫です」

深刻な顔してる大ちゃんには悪いけどもう美緒もあたしも笑いたくて限界が近い

食事を並べ終わるとかがみんが戻ってきた。

「みさき大丈夫かよ…」

「全然大丈夫だ。もう血は止まったから落ち着いたら来るってよ。先食おうぜ」

「そうですね。選手のふたりはこっちのメニューであたしたちはこっちなのでみさきが来たら火神さんの正面に座ってもらえばいいですよね」

美緒がなんとか大ちゃんとみさきが向き合わないようにしてると大ちゃんがまた頓珍漢言う

「みさきが鼻血出したら今度は俺があっちに連れてくから俺の正面に座らせればいいだろ」

だからさ、あなたを見てみさきは鼻血を出したのよ!青峰さんって経験豊富な余裕のある男じゃない訳!?

「青峰はここで、俺はここ、進藤がそこで、桃井がそっち。みさきは箸を左で持つからここに座らせねぇと腕が当たるだろ!?」

「は?みさき普通に右利きだぜ。水炊き食った時右手で箸持ってた」

かがみんの策も通じず万事休す。

「「「みさきはここに座る!」」」

「チッ!なんだよ。しょーがねぇな」

一番しょうがないのはいきなり抱きしめた大ちゃんでしょ!?
何言ってるの!?

「ったく…ホントどうしょーもねぇな……」
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