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最愛 【黒子のバスケ】

第10章 near &far


帰国して一刻も早くみんなにチケットを渡したかったけど仕事が忙しくて帰国からもう3日が経過していた。

あたしから集まろうって言うことはほとんどないけど、わざわざ言わなくても何かにつけて3人でうちにいることが多い。

それでも今日は仕事が5時には終わるから緊急招集をかける。

(仕事が終わったら家に集合で。ご飯は今日は作っておくね)

いつもは早くても7時とか8時に終わるから、そこからご飯作ってとかはしないけど今日は早く帰れたから作ることにした。

久しぶりの和食。

金目鯛とタケノコを昆布の出汁とお酒で煮て薄塩に仕上げて揚げ出し豆腐と小松菜のおひたしと焼きなすにして汁物はおふのすまし汁

一人だったらこんな風に何品も作らないけどみんなでご飯を食べるのは楽しくて大好き。


7時半を過ぎたころにチャイムが鳴って仕事終わりの二人がそろって家に来てくれた。

「おかえりー!お疲れさま!」

「「みさきもお帰り!」」

リビングに移動して部屋着に着替えた二人にご飯を並べながら久しぶりの会話に花が咲く

「みさきから召集かけてくるなんて青峰さんといいことあったの?」

「だから!青峰君はあたしの事女の人としてみてないからご報告することはありません」

「「えー‼つまんないの」」

「あのねぇ…そんな二人して可愛い顔してこっち見たって何にもないんだからしょうがないでしょ!ごはん食べよ」

「何作ってくれたのー?」ってさつきが目を輝かせてる。

「和食だけど良かった?」

「和食大好き」って美緒がにこにこしながらランチョンマットを並べてくれる。

もはやこの2人はうちの住人と言っても過言じゃないくらいどこに何があるか知ってる。


作ったものを並べて3人で「いただきます」って言ってご飯にする。

「みさきのご飯久しぶりに食べたけどやっぱりおいしい」

「ほんと?」

「ちょーいい奥さんになりそう。あたしもお料理習おうかな。テツ君にご飯作ってあげたい!」

「えー。結婚する相手いないし、もし仮に誰かと結婚したとしてもメイクは続けたいから毎日お料理は無理!さつきお料理習うの?」

「習おっかな」

「さつきはそれがいい。あたしも涼太と付き合う前は一切料理しなかったけど、付き合ってから結構色々本とか買って練習したりしたよ」

「美緒ってホント黄瀬君大好きだよね」


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