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最愛 【黒子のバスケ】

第10章 near &far


あたしはこのスムージーは飲めないけど、冬に体重が減っちゃうなら今用意した食事だけだと糖質が足りてないから青峰君に飲んでもらう。

スムージーをグラスに入れてると頭を拭きながら青峰君がダイニングに顔を出した。

「もうできるよ」

「着替えてくる」

あーもう…

なんであんなにかっこいいの?

バスローブからちょっと見えた胸板とか濡れた髪とかかっこよすぎて倒れそう
少なくともあたしの千倍は色気がある
大我の言ってた「あいつモテるからな」っていうのすっごい分かる

シンプルな白のVネックと黒のパンツに着替えた青峰君がダイニングに来たからスムージーを先に渡して飲んでもらった
運動後の素早い糖質摂取は体作りにはすっごく大切らしい

「なんだこれ?」

「桃とバナナのスムージーだよ」

「へぇ」



あ…もう無理

見てられない…

シンプルな服装なのにすっごくかっこよくてスムージーを飲んで上下する喉ぼとけと少し濡れてる髪、シャンプーのいい匂い。

青峰君は普通にしてるのにあたしの顔だけがどんどん熱をもっていく。

とりあえずキッチンから出て落ち着きたくてオーブンからパンを出してダイニングに逃げる

雑誌の撮影とかで男の人の色っぽい表情とかは見てきてたけどドキドキしたことなんて一度もなかった。
しかも青峰君は作ってなくてこの色気だからもし撮影とかでそういう写真を撮ることになったらどうなっちゃうんだろう。
多分あたしまた鼻血出すよね…

あ、でもフレグランスのやつ結構アレだよね。あたし現場で倒れたらどうしよう。見ないようにしないと多分大変なことになる

「おい。どうした?」

「へっ!?あたし変?」

「いや?(笑)赤くなったりデレデレしたりお前面白いな」

「で、で、で、デレデレなんてしてないよ!」

「ははは!なぁ、腹減った」

「あ!食べよっか」

青峰君のことを考えててついぼーっとしてしまった。

席に着いて一緒に食事をするとまたイチゴを口に入れてくれた。

「イチゴおいしー!」

「よかったな」

「うん!青峰君も食べる?」

「こっち食うからいちごはお前が食え」ってオレンジを食べてる。

ほんとに優しい
イチゴも青峰君も大好き


そして今日も全部綺麗に食べてくれた

「すげぇうまかった。ご馳走さま」

「どういたしまして」

嬉しくて笑うとぎゅっとしてくれた
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