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最愛 【黒子のバスケ】

第10章 near &far


早朝の電話会議を終えて解散直後目を合わせたこの二人。

「青峰さんってどういうこと?」

「まさかみさき大ちゃんといるの?」

「まぁ誰かが撮影してみさきが説明してるって感じだったから一人でないのは確かだよね」

「みさきか大ちゃんに電話して聞いてみる?」

「そうだね。ちょっと後でみさきに電話してみよ」

「てかさ、みさき佐伯が突然いなくなったことについて何も言ってこないけどまさかあの事に気づいてる訳じゃないよね」

「中野チーフがイギリスへの栄転ってことでうまく説明したらしいんだけど、あの人がみさきに仕事の相談を持ち掛けて1週間以上納期があるやつを時間がないとかなんとか言ってほとんどみさきにやらせたってチーフから聞いた」

「ほんっとクズ。あんなことした上に仕事もできないとかもうホント一生出てこなくていい」

「ホントだよ。赤司君とみどりんが寸でのところで阻止したからよかったもののそうじゃなかったらどうなってたか…」

「確かにね。ニュースにでもなれば青峰さんの耳にだって入っただろうし」

「大ちゃんが知ってたらあの人殺されててもおかしくないよ。大ちゃんみさき大好きだもん」

「みさきが思い出すか出さないかは分からないけどとにかく早く青峰さんとくっつけたい。青峰さんの事まで怖いなんて思っちゃったらもう絶対誰のことも好きにならないよね」

「やっぱ美緒もそう思う?」

「うん」

「とにかく大ちゃんをせっついて早くくっつかせるしかないよね。かがみんはみさきに他に好きな人がいて取られちゃうぞって脅したらしいの」

「みさきは青峰さんに他に好きな人がいると思い込んで失恋決定みたいな態度だから青峰さんに攻めてもらうしかないよね」

「なんでみさきってあんなに鈍いの?大ちゃんにギュってされた時点で普通気づくよね?」

「それが気づかないんだな。みさきは国宝だから」

「てかさ、あんな蕩けたみさきに気づかない大ちゃんも相当ヤバくない?」

「それは言えてる」

「鈍感すぎる二人をどうしたらくっつけられるのか…目下最大の難関かも。大ちゃんがもうちょっと冷静になってくれればいいんだけど…」

「みさきがもう少し男の人を理解してくれるといいんだけど…」

「「もうどうしたらいいの⁉」」



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