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最愛 【黒子のバスケ】

第10章 near &far


まさか買わないよね…?と思ってたら近くにいた係を呼んで話し出した

『オーダーでいつ頃できる?』

『約6か月でのお届けとなります』

『色変えられるか?』

『もちろんでございます』

『また連絡するから名刺だけくれ』

完全に青峰君だと気づいているスタッフはそれはもう満面の笑みで名刺を渡してる。

『いつでもご連絡お待ち申し上げております』

その後もベッドを見たりキッチンを見たりしてお家を建てるならどれがいいとかこれはヤダとか言って笑いあってお店を出てホテルに戻った

「そろそろ移動すっか」

「うん。あたしもうすぐ移動できるから青峰君が用意できたら移動しよ」


フレグランスの撮影は夕暮れ時を予定してるから大体そのくらいの暗さになってから連絡をするように言われてたから今から移動して一休みしてから連絡を入れることにした。


ペニンシュラをチェックアウトして車で2分のフォーシーズンズに移動してチェックインをする。
ペントハウス専用ラウンジでチェックインをして部屋付きのコンシェルジュが全てをやってくれる。

眩暈がしそうなくらい広い部屋でどこに立っていればいいかわからなくなる。

キッチン、ダイニング、リビング、ベッドルーム、バスルーム、テラス全てが現実とは思えないくらい豪華でシャンデリアなんてあたしの家のリビングに入らないくらい大きい。


「すげー部屋だな」

「ね、ここで撮影するなんて正気の沙汰とは思えない…」

「先に全部見てから連絡しようぜ」

あ、そっか…
仕事だったんだ…

青峰君に言われて撮影の細かい指示が書かれた紙を見ながら部屋を回ってみていく


「暖炉に火入れてもらわなきゃ」

部屋付きのコンシェルジュに電話をすると1分もかからずに部屋に来て暖炉に火を入れてくれた

全ての部屋を見終わって日が暮れ始める頃にチーフに連絡を入れた


「はい」

「早朝に集まってもらってすみません。これからお部屋を映していくので見てもらって不明点を質問してください」

パソコンに会議室にいる全員が映し出されて電話会議が始まる

一人だと結構大変だったかもしれないけど青峰君が部屋を映してくれたからあたしが説明をしながら一人で撮るよりも部屋の様子を分かりやすく説明できた。

「黒須さん、青峰さんありがとうございました。写真を撮ってほしい個所を後ほど連絡入れます」
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