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最愛 【黒子のバスケ】

第10章 near &far


どれも可愛くてすっごく楽しい。

あたしは身長だけじゃなくて足も小さいから店頭に入ってきてから買おうとしてもサイズがなかったり売り切れてたりして買えないこともあるからインビテーションが来て予約をするときは欲しいと思ったのをオーダーさせてもらうことにしてる。

『あ、これママ好きそう』

『先日お母様がお見えになりましたよ。相変わらずご主人様と仲が宜しくて羨ましい限りでございます』

また人目もはばからずキスとかしてたんだと思ったらあたしが恥ずかしくなる。

『お恥ずかしい限りです』

『黒須さんのご両親のようなご夫婦はみんな憧れだと思いますよ』

次々と靴を見せてもらいながら3足に絞って足の形に合わせてオーダーを済ませる。

『4月の初旬にご用意となりますのでご都合の宜しいときにまたいつでもいらっしゃってくださいね。お忙しければご自宅にお送りすることもできますのでまたご連絡ください』

『いつもありがとう。また来ますね』


今回は春の靴をちゃんとオーダーできたからこれ以上買い足さなくても大丈夫そう。

「お前ほんと靴好きなのな(笑)」

「うん!好きな靴って自然と気分が上がるから、仕事用の靴でもお出かけ用の靴でも絶対こだわりたいの」

「昨日の靴もドレスでほとんど見えねぇのにすげぇ綺麗なの履いてたもんな」

「あれすっごく気に入っててママと色違いなの」

「仲いいな。他になんか見るか?」

「あたしはもう見ないから青峰君なんか見るものあったら一緒に見たい」

平日だし寒いせいかほとんど人のいないメイシーズは快適そのもの。

「ちょっと家具見てぇんだけどいいか?」

「うん!あたし用もなく家具屋さんとか行くの。家具見るのすき」



少し前にオープンしたインテリアショップRHmodern

すっごく好みだけど一人で使うには贅沢すぎるし、日本のあたしのマンションだと大きすぎて置けないからカタログを見ていいなーって思ってるだけだった。

店に入るとお客さんはほとんどいなくてほぼ貸し切りみたいな状態だったから3階まであるフロアを好きなようにゆっくり見れた。


「このカウチいいな…」って青峰君が呟いたのを見るとペニンシュラのと同じくらい大きいカウチだった。





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