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最愛 【黒子のバスケ】

第10章 near &far


ベッドで色々話してたのに気づいたら眠ってた。

青峰君を見るともうとっくに起きてたのか着替えてベッドに座ってあたしの頭を撫でてる。

「また寝すぎちゃった…」

「仕事しすぎだ」

「NYではそんなにたくさんしてないよ。慣れない環境だったけど楽しかったし」

講師の仕事は何度かしたことはあったけど、そもそも美しい人たちにあたしが何を教えてあげるべきなのか、
どうしたらうまく伝わるのかを考えていたからホテルに戻ってからも毎日日付が変わるまで講義内容を練っていて睡眠時間は確かに少なかったかも。
でも真剣に学ぼうとする出場者たちに適当な講義はできなかったからあたしも真剣に講義内容を考えた。

「休みぐらい好きに過ごせばいだろ。一日中寝ててもいいし買い物しまくってもいい。普段頑張ってんだから休みぐらい好きなことしろ」って優しく笑ってくれる。

「ちょっとお出かけしたいんだけど大丈夫かな」

「どこ行く?」

「春物が出始めてるから靴を見に行きたいの」

「なら行こうぜ」

「付き合ってくれるの?」

「当たり前だろ(笑)用意して来い」

軽くメイクをして緩めに髪を巻いて着替える。
靴どうしよ…ヒールで行きたいけど、歩きならスニーカーの方がいいよねって思ってたら「車呼ぶから用意できる頃声かけろ」って言ってくれたからヒールでお出かけすることにした。

スカートは寒すぎるからデニムにニーハイブーツと白いオーバーサイズのベルラインのニット

「用意できた!青峰君も用意できた?」

青峰君にもらったコートと時計をしながら奥の部屋を覗いたら電話を切って丁度腕に時計をしてるところだった。

「あ、使ってくれてるの?」

「当たり前だろ。お前もしてんじゃん」ってあたしの腕に目線を落として優しく笑ってくれた。

「うん!すっごく綺麗だから使いたくなっちゃったの」

「気に入ったみてぇでよかった」

この時計が気に入らない人なんて多分いないよ。

部屋の電話が鳴って車がきたことを知らせてくれたから一緒に乗ってメイシーズに行ってもらう。

メイシーズのそのお店では前からよくお買い物してたから新作のインビテーションをもらっててそれを見せると奥の部屋に案内して新作をたくさん見せてくれた
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