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最愛 【黒子のバスケ】

第10章 near &far


「俺が行く。そんでそっちに2泊するから仕事終わったら会場まで迎えに行く。視察って何やんの?」

「でも疲れてたら無理しないでね。視察は死ぬほど豪華な部屋に泊まってスカイプで部屋の実況して部屋の動画を撮って終わりだから視察っていうかなんかご褒美みたいに感じてる」

「どこ泊まんの?」

「フォーシーズンズのペントハウス」

「撮影そこでやんのか?」

「大我と青峰君は全部そこだよ。黄瀬君はスタジオカットもあるけど」

「撮影じゃなきゃすげぇ楽しみだけど、撮影マジでヤダ…」
なんか青峰君が子供みたいでちょっとかわいい。
視察なら関係者だし青峰君に部屋を見てもらうのもいいかもしれない。あたしじゃ気づかない視点もあるだろうし。
ちょっとチーフに聞いてみよ

「えー。あたし結構楽しみだよ。BOSSにも会えるしこんなに友達が多い現場って初めてだからちょっと楽しそう」

電話をし始めた時は元気がなかった青峰君も話してるうちにいつもみたいに話してくれるようになったからよかった。

「明日迎えに行くから、終わったら連絡しろよ」

「ほんとにいいの?疲れてたら無理しないでね」

「俺が行きてぇから行くんだよ」

お休みなさいって電話を切って早速中野チーフに聞いてみることにした。

「あ、もしもし黒須です」

「あら、お疲れさま。NYどう?」

「寒いです。多分外にいたら10分で凍りますね」

「あはは!どうしたの?」

「フォーシーズンズの視察なんですけど、モデルさんに立ち会ってもらうのってどうですか?明日青峰さんがNYに来てくれるみたいなんです」

「人数が多いほうが助かるからいいわよ。黒須さんさえ問題なければそのまま泊まってもらっても構わないし、スカイプと動画さえ撮ってもらえればあとは好きに使ってもらっていいわ」

「あ、分かりました。本人が泊まるって言えばそうしてもらうことにします」


青峰君がホテル予約する前に聞いてみよ。

登録したばっかりの新しい電話番号にかけるとあっという間につながった。

時差がないってホントいい。

「どうした?」

「あ、あのね、青峰君もうホテル予約した?」

「今やってる」

良かった。でもよく考えたら部屋に誘うって結構大胆だよね…
でも青峰君のことは信用してて一緒に過ごせるならそうしたいって思った。
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