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最愛 【黒子のバスケ】

第9章 優しい嘘


「大我ってさ8月とか9月ってシーズンオフだよね?」

「あぁ。毎年お前んとこ泊ってんだろ」

「お仕事って言ったらヤダ?」

「どういう仕事?」

「フレグランスのイメージモデルで黄瀬君と青峰君と一緒に撮影するお仕事」

「はぁ⁉なんだその組み合わせ」

そう言うよね
あたしだってそう思ったんだもん。

ことの経緯と撮影はアメリカでする事を伝えて、モデルをお願いしたいってことを頼んだ

「へぇ。内容にもよるけど別に俺はいいぜ。エージェントが却下したら無理だけど」

「ほんとに?」

「あ、あとジェシカみてぇのも無理だな」

「それはいないと思うよ(笑)」

「お前がメイクだと助かる」

「さっき青峰君にもメイク頼まれたからちょっと即答できないんだよね。なんかセクションチーフでって話もあるから、ちょっと何とも言えないの」

「無理にとは言わねぇけどお前がしねぇならパットに頼んでくんね?知らねぇヤツはちょっと勘弁」

「OKだよ。またこっちからエージェントに連絡するね」

「エージェントの連絡先分かるよな?」

マイアミで仕事をしたときに教えてもらって知っていたからこっちから連絡する事を伝えて電話を切った。


「かがみんなんだって?」

「内容にもよるけどエージェントがOKすればいいって。それとメイクはあたしかあたしのBOSSがするならいいみたい」



「よかったね。取り敢えず今日のところはミッション完了ってことで寝ない?」

美緒の提案に乗って寝る用意をしてあたしの寝室で3人川の字で寝る
キングサイズだから3人でも普通に寝れちゃう

美緒に黄瀬君と美緒の2ショットを飾ってることがバレて、なんでこんなの飾ってるのって笑われた



「えーだってさ、美緒すっごい幸せそうで可愛いんだもん」

「てか青峰さんの飾ればいいじゃん」

「いや、それは犯罪だから…しかも写真も持ってないし」

「え?大ちゃんの写真なんて検索すればたくさん出てくるし、あたしだって変なのだけど持ってるよ」

「でも写真見たら会いたくなっちゃうからなくていいの」

「何その理由。可愛すぎ」

この2人はいっつもこうやってあたしをからかう

「可愛くない!もう寝るの‼」

「「「おやすみ」」
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