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最愛 【黒子のバスケ】

第9章 優しい嘘


side青峰

みさきに時計をもらったから何を返そうか迷ってたけど、前に送られてきていた同じブランドのカタログの女物を見返してたらみさきにすげぇ似合いそうだと思うのがあった。

リミテッドエディションで本数も限定だし日本にもアメリカにも入荷がなくてヨーロッパ限定らしいから多分同じのをしてる奴に会う確率はほぼねぇ

みさきからもらったサングラスも時計も限定品だったからいいものを返してぇって思ってたからちょうどいい。

しかも俺は宝飾店で聞くまで知らなかったけどサングラスは10本しかねぇらしく今まで同じものをしてる奴に会った事はなくてすげぇ特別な感じがして気に入ってた。

同封されていた名刺に電話をかけて時計がまだあるか確認してみる。


『以前もらったカタログに載ってる女物のリミテッドエディションの白い方を探してくれ』

『承知いたしました。お名前を頂戴してよろしいでしょうか?』

『青峰だ』

『それでは確認いたしましてこちらのお電話に折り返しご連絡させていただきます』

『あったらすぐに押さえてくれ』

『承知いたしました』

電話をかけてから20分くらいですぐに折り返しがあってモナコに2本あるっつーからすぐに手続きをして自宅に送ってもらうように頼んだ。

本数も少ねぇしとりあえず押さえられたことに安堵していたらまたさっきの電話番号からかかってくるから何かあったのかと思って電話に出た。

『はい』

『青峰様でお間違いないでしょうか?』

『あぁ』

『先ほどの時計ですが、ベルトの部分に焼き入れで文字をお入れするサービスを賜っておりますがご入用でありましたらお伺させていただきますがいかがいたしましょうか?』

『じゃあ入れてくれ』

『印字間違いを防ぐためインターネットから今ご案内します専用ページからお手続きいただくか、近隣店舗で直接お伺いするようになりますがいかがでしょうか?』

『インターネットで』

専用のアクセスコードを聞いてアクセスをしてみさきの名前を入力する。
間違ってたなんてことになったらダサすぎるから何回も確認してから送信するとすぐに確認ができたことを電話で知らせてきた。


モナコからうちまでは大体2週間でそっから送って1週間か…
1月の中旬までには着きそうだな。
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