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最愛 【黒子のバスケ】

第7章 近づく距離


青峰君とのNYも今日で終わりで、午後には飛行機に乗ってLAに移動する。

楽しかった。
それに好きって気持ちはすっごく大きくなった。
でも後悔はしてない。あたしが今まで生きてきて一番幸せを感じた時間だったから。
大好きな人とずっと一緒にいられたことで恋愛を怖いと思う気持ちが少し薄れた。
きっとずっと忘れられない最高の初恋の思い出になった。

コレクションの仕事もまずまずだったし、今回のNYは本当に最高だった


「忘れものすんなよ」

「うん。荷造りは慣れっこだから大丈夫だよ」

「これ箱どうすんだ?」

「箱は大きすぎるから処分して中の布の袋だけ持って帰る」

仕事に使うって決めたからメイク道具はすでにそのバッグに移してあって、機内に持ち込むことにしてる。

「これでOK。青峰君準備できてる?」

「あぁ」

「最後にカウチにごろんってしていい?」

「やってこい」

大好きだったこのカウチ。
ごろんと寝っ転がって部屋中を見てると青峰君もカウチに来て、寝てる時みたいにあたしをギュってしてくれた。

「すっげぇ楽しかった。また来い」

耳元で優しく言われるとドキドキする。

「あたしもすっごく楽しかった。また来るね。試合見たい」

「休み取れんなら連絡しろ。チケット送るから」

「チケットいいの?また日本に来る?」

「あぁ。しばらく戻れねぇけどシーズンオフは行く」

「頑張ってね」

話してると泣きそうになる。
これからまだ飛行機で一緒なのにこの部屋に二人で戻れないことが寂しくてたまらない。

「そろそろ行くか」

起こしてもらって、部屋を出て、ラウンジでチェックアウトをして出ようとするとスパの人が来てくれてあの時の魔法の香りをプレゼントしてくれた。

『きっと実ります』

『ありがとう。また来ます』

丁寧に見送ってもらってロビーに降りると既に車が用意されていて、荷物も積みこまれていた。

乗り込むと、滑るように走り出してNYの街並みが通り過ぎていく。

メイシーズ、ジャン・ジョルジュ、バーニーズ、セントラルパーク、ザ・ロック。
行った個所はそんなに多くないけどどれも濃すぎる思い出になった。

ジャン・ジョルジュは冷や汗ものだったけど、あのタキシードを着てる青峰君が見れたし良しとしよう。

今度はロスバゲしませんようにって遠くに見えるミス・リバティにお願いした。
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