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最愛 【黒子のバスケ】

第7章 近づく距離


空港について荷物を降ろしてもらって搭乗手続きをした。

ラウンジの一番奥で小さい声でおしゃべりして搭乗時刻を待っていたらメッセージが届いた


(本当にお迎えいらないの?)

(うん。大丈夫)

(たいちゃん?)

(大我じゃないよ。でも大我とも友達の人。本当に大丈夫だからそんなに心配しないで)

ママと大我が過保護になったのはあたしのせい。

(家にいるけど携帯持ってるから何かあったら連絡するのよ)

(分かった。でもホントに大丈夫)

あたしが眉間にしわをいれて連絡を取ってたのか青峰君に眉間を押された。

「大丈夫か?」

「うん。ママなんだけど、迎えいらないのかって確認された。過保護なの」って笑って見せる。

「一人娘なんだろ?大事に思われてんだよ」

そう言われて嫌な気はしない。それにあたしだってママの事もパパの事もすごっく大事。


搭乗のアナウンスで飛行機に乗り込んで、もう一緒にいられるのはこのフライトが終わるまでになってしまった。




「あ、あの人…」

「知り合いか?」

「まさか!俳優さんだよ」

「あー。なんか見たことある気がしなくもねぇな」

青峰君って好きな女優さんとかいるのかな…?
ちょっとでも好みを知りたいって気持ちはやっぱりある。

「好きな女優さんとかいる?」

「んー。特にいねぇけど…強いて言うならペネロペ」

ねぇ…グラマーすぎで美しすぎ。
あたしも好きだけどあたしがどうあがいてもあぁはなれない。


撃沈…


「みさきは?好きな俳優とかいねぇの?」

「あたしはクルーニーが好き。結婚しないって言ってたのにすっごい綺麗な人と結婚して、あの奥さんをすっごく大事にしてる感じがめちゃくちゃ好き」

「渋いとこいくな」

「渋いけど、かっこいいなって。ずっと昔から好きで、映画とかほとんど見てる」

「仕事で会えんじゃねぇの?」

「BOSSはメイクしたこともあるしお友達だって。でもあたしはまだまだだから……このバッグがくたくたにいい味出すころ会えたらいいなぁ」

BOSSからもらったまだピカピカのバッグを撫でる。
使い込んでくたくたになるころあたしはどんなメイクができるようになってるんだろう。

BOSSと同じように、唯一無二の存在になっていたい。
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