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最愛 【黒子のバスケ】

第7章 近づく距離


side青峰

クリスマスには少し早いけどドレスとの相性も悪くねぇな。

『これにする』

『お揃いでピアスもありますがご覧になりますか?』

『あぁ』

黒須にピアスが空いてるのは知ってたから迷わず見せてもらうことにした。
2種類あったけど、でかい方は黒須の小せぇ顔にはでかすぎる。

『こっちで』

『かしこまりました』

会計を済ませてラッピングを待っていたら店員にサングラスを褒められた。

『サングラスとても素敵ですね』

『あぁ』

『日本で10本限定で即完売だったと存じております。やはり活躍されている方のところにはいいご縁があるものですね』

知らなかったな…

『お待たせいたしました。きっと気入っていただけると思います』

店を出たときに視線を感じたような気がしたけど気のせいだと思ってホテルに引き返して、部屋でできるトレーニングをしてたら電話が鳴った。



「終わったのでお迎えお願いします」

「今から行くから店の中で待ってろ。外に出るなよ」

「はい」

さっきの視線が気のせいじゃなかった時のことを考えてホテルの車を回してもらうことにした。

「ホテルに車をだしてもらって店に横付けさせるから俺は降りないけど車内にいるからそれに乗れ」と電話をすると素直に従ってくれた。


店に着くとちゃんと店内で待ってるみさきがいてホッとした。
運転手がみさきを迎えに行って友達に手を振ってこっちに向かってくる。ドアを開けた運転手にお礼を言って乗り込んできたみさきからすっげぇいい匂いがして腰を引き寄せると大人しく俺の横に座った

「おかえり」

「ただいま。見て見て!さらさらでしょ。触りたくなっちゃう」って嬉しそうに髪を触ってる。

綺麗にストレートにされた髪を触るとさらさらと手から逃げていく。

「すげぇ綺麗」

正直な感想を言うと、顔を赤くしてこっちを見て口元が緩くカーブした。

ほんと飽きねぇ。
可愛くて女らしくて


ホテルに戻って二人でゆっくりして
みさきがいると全然違げぇ。

さらさらの髪をいじくりまわしてたらみさきが寝始めたからブランケットをかけて一緒に横になった。

夢を見てんのか時々笑ってるから、それが可愛くて見てると俺のスマホが震えて、見ると黄瀬だった。

「いいのあったッスか?」

「あぁ。進藤に言うなよ。さつきに伝わったらめんどくせぇ」
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