第3章 確信
二次会では挙式の様子のDVDが流れて、誓いのキスを見ることができた。
披露宴ぎりぎりの帰国で挙式に出れなかったせいで誓いのキスを見れないことだけが心残りだった。
誰が撮ってくれたのかは分からないけど本当にありがとう。
いいもの見れました!
「結婚式ってホントいいなぁ……」
「次はさつきでしょ?」
中学からずっと好きだった黒子君と付き合い始めたさつき。
さつきが幸せでありますようにって祈りながら、さつきと何度目かの乾杯をして笑い合った。
司会からゲームの開始が告げられて、受付で投票したクイズ形式のゲームが始まると、豪華景品を巡って盛り上がりも最高潮。
それぞれのクイズの正解者の中から3人がクジで選ばれて、選ばれたは人は好きな番号の景品をもらうというもので全部で8問だった。
景品は全部で24個
クイズの正解が発表される度に、景品のチャンスがある人は喜んで、ハズレた人は誰が何を当てるのか興味津々。
披露宴よりもかなり砕けた雰囲気で進む二次会は、玲子先生と真太郎が仲良く笑いあったり、玲子がちょっと真太郎に甘えたりする姿が見られて本当に素敵な2人だって改めて感じた。
景品は残り5つ
玲子先生が箱から紙を取りだして、名前を呼ばれた女性が周りにちょこちょこ頭を下げながら、まずは玲子先生にお祝いの言葉を掛けた。
「玲子~!本当に可愛い!!本当におめでとう!!もう本当に綺麗!!」
涙目で最高の笑顔を浮かべて、先生とハグして、促されて数字を伝えると、司会が大きな声で中身を発表した。
「おめでとうございます!おめでとうございます!こちら、都内高級ホテルペア宿泊券!豪華ディナーとスパもセットです!」
それを聞いて、当たった人は目をまん丸にしてから飛び跳ねて喜んで、またハグしてる。
赤司さんは空気清浄機、黄瀬君は美顔器が当ってる。
残り3つになったときにさつきが選ばれて、くじを引くと景品は大阪のテーマパークのペアチケット
「テツ君、絶対一緒に行こっ」
「はい!」
大我、青峰さん、紫原さん、黒子君、私は今のところ当らない
「こういうの絶対当たらないの」
「俺も全然当たらねーよ」
大我も久しぶりにお酒を飲んだのかいつもよりも笑ってる。
ゲームは順調に進んで、景品はのこり2つ。