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最愛 【黒子のバスケ】

第7章 近づく距離


全部のメッセージに目を通して返信する。

ママからは“いつ帰ってくるの?”って来てたから、20日のフライトで帰ることとセルジオの首輪買ったことを返しておいた。

さつきと美緒には191件の未読に対して少ないけど1件だけ返信した。

(食事だけのつもりが寝ちゃってそのまま朝になっちゃったけど別に何かあったわけじゃないよ。そんで青峰君好きな人いるって言ってたから寝落ち以前の問題だった)

返信してすぐにさつきから電話がかかってきた。

「みさきー!!!やっと連絡来た」

ねぇそっち早朝だよね?元気すぎなんですけど

「ごめんね。バタバタしちゃって、昨日からお休みになったところなの」

「今美緒一緒なんだけどね、みんなでハロウィンしようってなったの!だからみさきも予定合ったら一緒にしよ♡」

「え、楽しそ!やりたい」

「じゃあ決まりね!ちゃんとみさきも仮装するんだよ。あたしと美緒はバニー着るからみさきもバニーでもいいよ」

「バニーはちょっと…」

「えー残念。気が変わったらいつでも言ってね」

そんなこと言われたって気は変わらない
あたしが着たらただのレオタードになっちゃう

服装はまた考えとくねって言って電話を切ると青峰君が笑ってる



「さつきだろ?声でかすぎ」

「うん。朝からめちゃくちゃ元気だよね」

「バニー着んの?」

ゲッ!聞かれてた…
でもあたしは絶対着ない

「まさか。あたしは着ないよ。あれはさつきとか美緒みたいな人が着るから可愛いの!」

「黒須だって着てみたら案外イケんじゃねぇの?」

「予想通りイケない」って言ったらイケないってなんだよって笑われた


そういえば20日のフライト何時にするのか確認しなきゃ

「20日フライト何時にする?」

「俺はそのまま自宅に戻るから午後一でいいか?」

「うん。空港までは多分ママが来てくれると思うから」

「どうせ行くんだから家まで送る」

「でも青峰君遅くなっちゃうじゃん」って言っても“いいから送らせろ”って言われて送ってもらうことになった。

ママに言っとこ

(友達が家まで送ってくれるからお迎えいらないからね)

(そうなの?時間は?)

(夜の8時前には家に着くよ)

(分かったわ。何かあったら連絡しなさいね)

ママはいつも絶対これを言う
きっとママもトラウマになっちゃったんだよね
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