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最愛 【黒子のバスケ】

第7章 近づく距離


寝た覚えなんてなかったのにハッとして目を開けたら到着まであと1時間になってた



「すっかり寝ちゃった」

「疲れてんだろ。ハードな日程にさせちまって悪かったな」

「そんなことないよ。順調ではなかったけどお仕事貰えて良かった」

「もっといい現場ならよかったんだけどな」



確かに現場はごたついたけど結局は最後までやれたしあたしとしては色んな現場を経験できるのはありがたいことなのかもしれない

これも経験


けどもうあんなにピリピリ怒ってる大我を見るのは嫌。
怖いとかじゃなくてどうしたんだろうって心配になる

普段から怒ってる人なら別にいいけど大我は理由もなく怒ったり怒鳴ったりしないから余計に気になった


マイアミにいた時よりも肩の力が抜けていつもみたいに笑ってくれる大我にずっと気になってたことを聞いてみた。


「マイアミってそんなに治安悪いの?」

「まぁ良くはねーけど軽犯罪って感じたな。窃盗とかスリが多いな」

「だったらあんなに警戒してくてもよかったんじゃないの?」


確かにスリとか窃盗は困るけどそれだけで一人で出歩くなとかセキュリティに目を離すなっていうなんてやりすぎじゃない?

スリとかならLAだってすっごい多いし…


「そっちじゃねぇ…」

あたしが話を蒸し返したせいかまた険しい顔になってるしセキュリティの二人は機内にいる。

一人は空港でエージェントと一緒に別れたけど二人はあたしたちと同じ飛行機に乗った。

大我のガードの為に乗ってるんだって思ったけど大我を見る限りちょっとそうじゃなさそう…


「あたしには教えられない?」

「そういうんじゃねぇけど…」




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