• テキストサイズ

最愛 【黒子のバスケ】

第7章 近づく距離


side青峰



(ねぇ、上半身の写真送って)

なんだこれ?

唐突過ぎて意味分かんねぇな…

(は?)

(間違えた!違う。いらない)

(いらないってなんだよ)

(間違えちゃったの。大我のが欲しかったの)


…火神のこと男として見てねぇんじゃねーのかよ

ホントはどういう関係だ?



大我のが欲しかったってことは火神の上半身の写真が欲しかったってことで…
火神に会えねぇのが寂しいから写真が欲しいって事…だよな?


けどなんで上半身なんだよ

あいつら寝てんのか?

いや、それはねぇな…


火神と寝てんなら腰に手回されたぐれぇであんながちがちにならねぇ


嫌な想像は止まることなく広がっていく


やっぱり火神が好きでしたとか今更言われたって引くに引けねぇ

つーか火神が好きなら俺と会ってる場合じゃねぇだろ

勘違いされたらどうすんだよ

せっかくマイアミ行くならあっちで二人でいてぇんじゃねぇの?



広がり続ける嫌な想像を振り払って目を閉じたけど全く眠れねぇ



あー…もうすげぇ萎えちまった



けどごちゃごちゃ考えてもしょうがねぇし…
タキシード受け取った時にホントのところ確かめてみるか






俺、振られんのか



ネロ連れてくるか…


バスケでうまくいかねぇときはいつもネロが慰めてくれるけど、女の事でネロに慰めてもらう日が来るなんて思わなかった




『ネロ、今日は寝室来いよ』


リビングで寝てるネロを呼ぶとすぐに起き上がって近くに来たから寝室に一緒に連れて行った






はぁ…もう寝る。

/ 1753ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp