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最愛 【黒子のバスケ】

第7章 近づく距離


『OKよ。お願い』


モデルさんの返事を聞いてパットはそのモデルのメイク担当にあたしの名前を書き込んで次のメイクのところに行ってしまった。



嘘…やらせてもらえるんだ。

『ありがとうございます』

『最初はどうなるかと思ったけど、まさかあなたがパットのお弟子さんだったとは驚いたわ』

パットは弟子を取らないことで有名だったからあたしの存在は知っていてもパットの弟子だと知らない人は多い


パットは他のメイクさんは名前だけどあたしの事だけはどの現場でも【ベイビー】って呼んでくれるから同じ現場になると気づく人が多い



『本番は夕方なので鎖骨のむくみはほとんどないかと思いますが、肩甲骨が固まると良くないので肩がこらないようにしていただくと鎖骨も肩甲骨もより綺麗に見えます。もちろん当日はマッサージから入りますのでできる範囲で構いません』


『詳しいのね』


『恐縮です』


BOSSに呼ばれるまでストレッチを教えてあげると笑顔を向けてくれた。


モデルさんはコレクションに出るために並々ならぬ努力をしてる

プレメイクだって笑顔を見せてくれるモデルさんは本当に少ない



そのあとBOSSに指示される何人かにメイクをして当日はさっきのモデルさんを含めて4人を担当させてもらえることになった。


やっぱりパットがいいっていうモデルさんは多くてもっと腕を磨かなきゃ「弟子です」なんて胸を張れない




ホテルに持ち帰るために自分が担当するモデルさんのブランドの資料だけピックアップしてると資料をたくさん持ってるメイクさんが目に入った




やっぱり、あれぐらい任されるようになりたい

専属は取れなくてもフリーで入るなら10人はやらせてもらいたい



『ベイビー?』

『BOSS…』

『初コレクションで4人。上出来よ』


見抜かれてる…


『お夕食一緒に取りましょ』

『はい!』

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