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最愛 【黒子のバスケ】

第7章 近づく距離


青峰君と歩いているとちらちらと振り返る人もいて、時々“アオミネ”って聞こえるから多分気づかれてるけど、本人は気にも留めていないからあたしも気にしないことにした。


せっかく一緒にいられる貴重な時間なんだから楽しみたい


「他に見たいものねーの?」

「青峰君サングラス見るんじゃないの?」

ここまであたしのお買い物にずっと付き合わせてるんだから青峰君のお買い物だってしないと


「もういらねぇよ。もらったの使う」

「ホントにいいの?」

「あぁ。これが気に入った」


嬉しい…
本当に気に入ってくれたんだ

さつきも美緒もいっぱい付き合わせちゃったけど自分で選んでよかった。


社交辞令じゃなくて今も本当にかけてくれてて、嬉しくてついつい頬が緩んでしまう。


プレゼント…買ってよかった


「必要な物じゃなくても見てぇのあんなら行こうぜ」

「えと…じゃあ、靴見たいかな」

「どんな?」

「秋の新作でお出かけ用の」

あたしは靴大好き。

お洋服はあんまり高いのは買わないけど、お靴は高くても気に入ったのを買ってメンテナンスしながら長く履くっていうのがあたしのこだわり。


フロアを移動して自分の好きなブランドを一通り見ると、秋の新作がたくさん出てて全部可愛くていっぱい欲しくなっちゃう。

だけど休みは少ないしNYはヒールじゃ歩きにくいから、キャリーが戻らなかった時のための仕事用のスニーカー1足と、秋の新作のハイヒールを1足買うことにした。


コレクションのバックステージはすごく人が多いしヒールを履いてできる現場じゃない。
履くつもりでキャリーにも入れてたけど、それが届かなければ仕事に支障が出てしまう。

今履いてるエスパドリーユでもいいけどやっぱり動き回る現場はスニーカーが一番いい。
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