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最愛 【黒子のバスケ】

第7章 近づく距離


こいつのこのウルウルの目は本当にヤバイ

すげーかわいいんだけど抱けない今はただの毒



どうしたって認めねぇからしょうがなく解放してやると雑誌をバックの奥に突っ込んでた


いや…もう遅せぇよ

見たっつーの(笑)


あまりにもわかりやすくて可愛い反応でこのままだといつ手を出したくなるか分からねぇからジムで頭と体を冷やしたかった

さっきだって本当はジムに行くつもりだったしトレーニングしねぇ日はなるべく作りたくねぇ



着替えてバスケモードに切り替えると行ってらっしゃいとか言って見上げてくる黒須がすっげぇ可愛くてめちゃくちゃキスしたくなった


なんか敵わねぇ…
黒須のこの顔

堪んねぇな


つい引き戻されそうになる脚を無理やり踏み出して部屋を出た




あー…楽しい。
すっげぇ楽しい
女といてこんなに笑ったの初めてだ

俺は抱きはしても一緒に寝るとかそういうのはしねぇから、朝まで一緒で次の日も一緒なんて初めてだった

俺が帰るか女を帰らせるか。

我慢できねぇくらい抱きたいと思ったこともねぇし、こんなに必死で理性を総動員して性欲を押さえたこともねぇ


けど黒須には怖いと思われたくねぇし、適当だとも思われたくねぇ。
今すぐ進展させてぇ気持ちはあるけど、焦りは禁物だな



緑間の言ってたあいつは誰よりも幸せであるべきだって言葉もすげー引っかかってる。
一体どんなことがあったらあの緑間にそんなことを言わせるのか

明らかにモテねぇ見た目じゃねぇのに火神も知ってるほど恋愛経験が浅いことも




理由なんて分からねぇけど焦らない方が賢明な気がした

俺らしくはねぇけどゆっくり距離を縮めていくしかねぇな
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