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最愛 【黒子のバスケ】

第25章 起憶


ライアンと別れてペントハウスに戻るとチームのみんなも既に来ていていつも通り打合せに入った。


変更がない事や、撮影の予定時間、メイク直しのタイミングなど綿密な打ち合わせとイレギュラー時の対応、不測の事態に備えていつでもあたしはフォローをができるってことを再度確認してそれぞれにメイクに入ってもらった。


青峰君も大我も黄瀬君も、既にペントハウスに来てるしエマとソフィアも来てる。


だけど…カレンがいない


アクターの遅刻

これは本当にどうしようもできない



そしてなぜかマネージャーのおじさんだけはペントハウスに来てる


マネージャーとアクターは基本的に一緒に来るから、どうして別行動なのか理解できなかったけど、さすがに焦っているのか電話をかけていて、何度目かに掛けた時やっと電話がつながったようだった



そして数分間話した後に電話を切って、所在なさげに周りを見渡したと思ったら、中野チーフのところに行って何かを話して部屋を出て行った。



『すみません。撮影の順番が変更になりますので、黄瀬さんから撮影入れますー?』

中野チーフの声が現場に響いてそれぞれのセクションが黄瀬君の撮影の為に準備を始めて、黄瀬君も撮影の為にメイクの仕上げに入った


指示を出し終わったチーフが、カレンと青峰君の撮影チームを招集して今後の予定を打ち合わせた


『カレンさんは体調が優れないとのことで、午後から撮影に入ってもらいますので、本来の休憩時間にメイクに入ってもらい、その後30分ずつ予定を切り上げたタイムスケジュールに変更になります。申し訳ありませんが皆さんには休憩を30分削っていただくことになります』


時間の変更は別に珍しいことじゃないし、現場のスタッフも休憩はあってないようなものって考えてる人が多いせいかみんな淡々としている。

あたしも休憩なしなんて全然ザラだし、撮影が予定通りに進むなら一日くらい休憩なしでも全然構わない


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