• テキストサイズ

最愛 【黒子のバスケ】

第24章 ヴェラザノ・ナローズ・ブリッジ


長めのドライブでみんなの希望の橋に到着するとさつきと美緒の様子がおかしい……


「どうしたの…?」

「ここ……降りられないの?」

「ここは自動車専用道路だから歩行は禁止だけど………」








「「えーーーーーーーー‼‼‼‼‼‼‼!ここじゃなーーーーーーーい‼‼‼‼‼‼!」」






びっくりしたー………


目的地に到着してすごく喜ぶと思いきや大声でがっかりした二人の思ってた橋はここじゃないらしい…(笑)


本当はどこが目的地だったんだろう…


取り敢えずUターンとかすることはできない道路だからそのまま走って抜けて行くしかないけど、まさかここまで来てこんなにがっかりするとは思わなかった(笑)


『どこに行きたかったの?』

「ここ‼」

『それはブルックリン・ブリッジよ。ホテルから車で30分くらいで行かれるわ(笑)』

「あはははは…‼‼!何で間違えたの?」

「だってさ…このブログにさ…そう書いてあるもん」



そう言ってさつきがちらっと見せてくれたのは映画が好きな人のブログで橋の上でのロマンチックなキスシーンがポスターになった映画のレビューブログ

あの有名なブルックリンブリッジよりもヴェラザノ・ナローズ・ブリッジの名前が出たことに驚きだけど完全に勘違いしてるらしい内容だった


「ヴェラザノ・ナローズ・ブリッジは歩行禁止だから降りてキスしてたら逮捕だよ」

「なんでー‼!あたしテツ君とこの映画のキスしようと思ってたのに‼!」

「戻る?」

「……戻る…」


今にも泣きそうなさつきと明らかにがっかりしてる美緒、まさかの勘違いだったことにびっくりしてるハンナとあたし


『あたしダイキに連絡入れるわね(笑)』

『お願い(笑)』


/ 1719ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp