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最愛 【黒子のバスケ】

第24章 ヴェラザノ・ナローズ・ブリッジ


「あ、私…あなたのこと好きになっちゃいます…♡」

「俺は10年前からお前一筋だぜ」



ねぇ……

この2人……


何なの……??


あたしの好きになったのが一目惚れだったのかそうじゃないかの話から気持ち悪い寸劇を後ろで始めたさつきと美緒

ハンナは涙を流して大爆笑


「美緒!違う違う‼!大ちゃんは一筋じゃない。元カノだらけ(笑)」


だらけって……
そんなにいっぱいいたの!?

でもなんか今それどうでもいいかも…(笑)


「あ、そっか。………えっとー…あ!思いついた!」



そして最初から始まる寸劇

TAKE2

「あ、私…あなたのこと………」


「俺は10年前からお前を探してたんだ。寄り道したけどやっと見つけたぜ。俺のハニー」



……青峰君そんなこと絶対言わない

しかも会ったときは10年前にあたしを見たことなんて全然気づいてなかったし


「みさき」

「大ちゃん‼」



そして臨場感が全くない現実味皆無のあつーいハグ…かと思いきや……




「ちょっとー‼!さつきー‼そこは“だいちゃん”じゃなくて“大輝”でしょ!?はい、最初から」



もういい……
ほんといい(笑)


自分の事をかなりからかわれてるのは分かってるんだけど面白すぎてあたしも結構笑ってて、だけど一応気恥ずかしさはある。


5TAKE練習して納得のいく劇ができたところでハンナに動画を撮らせる暴挙に出た二人がロミオとジュリエットの舞台張りに身振り手振りをしながらやってるのがミラー越しに見えた





『OK‼‼!完璧な仕上がりね!オールアップでーす!!』


最初は爆笑してたハンナも監督みたいなことを言って寒気のするお笑い寸劇は幕を閉じた



「でもさーホント不思議だよね。10年前に一目惚れした相手にまた一目惚れしてその子も自分を好きになるなんて…」

『あたしはそれに気づいたダイキに驚き。いくら一目惚れしたからって10年全く会わなかった相手なのよ?』


あたしが一時期日本にいたことはハンナも知っててその話の流れで青峰君があたしを10年前に見たことを話してた

ハンナはすごく驚いてたけど素敵だって言ってくれた


「でもなんか大ちゃんらしい。好きなことを忘れられなかったとこが大ちゃんって感じ」
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