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最愛 【黒子のバスケ】

第24章 ヴェラザノ・ナローズ・ブリッジ


side青峰


『背中綺麗に残ってるじゃない。触られなかったみたいね』

『当たり前だろ。なくたって触らせる気なんてねぇよ』


一緒にいるのですら不快なのに触られるなんて拷問以外の何物でもねぇ

それにみさきが俺を信じてくれてんだからそれを裏切るようなことだけはしたくなかった



パットの部屋に戻って俺はそのままでも良かったけどメイクを落とすっつーから落としてもらってパットの部屋でシャワーを浴びてきた


そんで下着を返そうとしたらサイズが合わないしまた呼び出されるかもしれないから持ってろって言われて持ち帰ってきてキャリーに片付けようと思ってたのをさつきたちと出かけてて忘れちまった


「だからそれは俺のだ。信じてくれてんのはちゃんと分かってたけどお前が不安になった時どんなことをしても俺はあいつを抱いてねぇって証明したかった」

パットも火神も100%みさきの味方だから、ナメたことすりゃ間違いなく俺はみさきを失うことになる

偶々だったけどパットが俺の無実を証明できる人間になってくれたことは却って幸運だった

「だから………いつもと違う匂いだったんだ……こっちで誰かとお風呂に入ったんじゃなかったんだ…」

「お前なぁ…そんな事する訳ねぇだろ?ここは俺とお前の部屋だ。そんなとこに他の女連れ込むかよ」

「…なんか……それだと、違う部屋なら連れ込むって聞こえる」

「おい、今のはペナだ。俺はお前が一緒に入ろうっつーならいつでも入るけどそうじゃねぇなら一人で入る」


俺はみさき以外とは寝ねぇし風呂にも入らねぇ
キスもハグもSEXもみさき以外とはできねぇ

キスとハグはみさきとするから好きなんであって誰でもいい訳じゃねぇしSEXに至ってはみさき以外じゃ勃たねぇんだからどうしょうもねぇ


「あたし、青峰君がここで誰かと一緒にお風呂に入ったんだって思ってた。青峰君は他の人と一緒にお風呂に入っても何もないってことになっちゃうんだって…」

「一緒に風呂は全然余裕で浮気だ。だからお前がジェイクと風呂入ったら浮気ってことだ」


「え?それも⁉ジェイクは子供だしあたしは服着てるよ⁉」

「ダメだ。絶対ぇヤダ。俺以外の男と風呂入ったらペナじゃ済まねぇからな」


100歳だろうが0歳だろうが男は男だ
絶対ぇダメ
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