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最愛 【黒子のバスケ】

第24章 ヴェラザノ・ナローズ・ブリッジ


オープンカーにもなるらしいこの車の屋根を開けてみたいのは山々だけど、信号待ちの長いNYでは目立ちすぎる。

このNYでもこの車はかなり目立つし、乗ってるのがこの二人となれば大騒ぎになりそうで開けるのは得策とは言えない。

それに屋根が閉じてたって最高のドライブタイムであることには変わりない。


気分をオフに切り替えてスマホでニュースを開くとNBAの開幕戦のニュースがトップに出てた。


1ヶ月後に開幕するレギュラーシーズン

ファーストウィークのチケットは全試合既に完売って事には別に驚きはしなかったけど、来年のシーズンの開幕場所を何度も見直してしまった。


今シーズンもまだ始まってないけど来シーズンの開幕場所は大体いつもこの時期に発表される。

詳細な場所や対戦カードは数か月後に公式から発表されるけど、地域は1年くらい前から決定してて地域の変更はされない。



だから、来年の開幕戦開催地はNYと………












「あの、来年の事聞いてあれなんだけど………開幕戦日本でやるの??」



開幕場所は毎年2か所で去年はボストンとオークランド

開幕戦のチケットはいつも抽選になるほどの人気で、アメリカでは抽選日には開幕地の街頭でチケットが当選した人を探したり、去年のハイライトだったりが凝縮されたNBA特集みたいなものが毎年放送されてる。

落選したって人はかなり多くて、泣いたり激高したりしてる人も結構いるのは毎年の事。


今まで日本ではNBAのことはほとんどニュースにはならなかったけど、大我と青峰君がNBAのコートに立つようになってからはちょくちょくニュースになったり、二人の活躍した試合が放送されたりすることはたまにあった。


きっとバスケファンも一気に増えたし、日本での開幕を心待ちにしてる人もいたと思う。



「18年ぶりにな。前回の時は見る側だったけど来年はやる側だ。つか、あとで言うつもりだったのになんでもう知ってんだよ」


「あの、ニュースのトップがそれだったから…」




見る側から見せる側に


誰にでもできることじゃない



すごすぎる


「けど、まだ俺らが行くとは決まってねぇからな」

「いや、絶対ぇ俺ら」

「その根拠のねぇ自信は何だ!」
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