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最愛 【黒子のバスケ】

第24章 ヴェラザノ・ナローズ・ブリッジ


ハンナが記事を送ってくれてそれを開くと、青峰君のトレーニング風景の写真と一緒にインタビューが掲載されていた。


移籍の事、移籍直前のけがの事、手術の事、リハビリの事、復帰の事、新チームでのこと、それから……





























新しい背番号15のもう一つの意味……











恋人の生まれた日

離れてても近くに感じる

番号を背負ってるだけで自分は強くいられるし強くいなきゃいけないと思える

自分の目標を常に自覚させてくれて、いつも応援してくれてることを感じられる。

自分が何をすべきなのか見失わない為の戒めであり、自分がバスケ選手でいることの意味がこの15を選んだ理由。

これはただの数字じゃない
自分がコートに立つ上で背負ってなきゃいけない重み



青峰君の移籍会見の時、付き合うどころか青峰君が自分のことを好きでいてくれたことも知らなかった。
それに、15の意味は黒子君の中学時代の背番号ってことをさつきが教えてくれたけど、もう一つの意味はあの時青峰君は話さなかった。
それが自分だなんて思いもしなかった。




読み終わって嬉しくてつい涙が浮かんで、心にあったかいものが広がっていった


『カレンは12月3日生まれよ。足せば確かに15だけど、あたしダイキ本人とタイガからこの15はミサキの生まれた日だって聞いてたのよ。ダイキはあなたを本気で愛してるわ』


「あたしと美緒はあの会見でふつーに気づいたけどね」

「っ…なんでっ…教えてよっ……」

「だってそんな余計なことできないでしょ?」

「大ちゃんから直接好きって言われた方が嬉しかったでしょ?」


確かにそう。

誰かにまた聞きするよりも、本人から言ってくれた方が嬉しい。
それに、あたしは青峰君が自分を好きでいてくれてることに気付かなかったから一緒にいても怖くなかった。


「ありがと……」



なんか青峰君に会いたくなっちゃった
離れて数時間だけど会いたい


青峰君まだ大我のとこかな…?


今すぐ大好きって言いたくなった



こんなことメッセージするの変?
でもどうしても今すぐ言いたい



青峰くんのアカウントを呼び出して伝えたいことをシンプルに入力した



(だいすき。会いたい)
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