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最愛 【黒子のバスケ】

第7章 近づく距離


スマホを充電器に繋いで少し戻るのを待って何度もスマホを押してたら青峰君に笑われた


「ほっときゃ勝手に満タンになるだろ(笑)」

「でもあんまりあたしが長居したら青峰君休まらないでしょ」

「んなことねぇから満タンになるまでほっとけ」






青峰君にそう言われてスマホを置いて窓際のテーブルでまた夜景を見てると視界がぼやけて瞼が落ちてくる


フライト明けなせい?
それともお酒?

他の人なら絶対眠くならないシチュエーションなのに…
青峰君といると警戒心が薄れてしまう





「眠いなら横になれ。充電済んだら起こしてやるから」

「ん。大丈夫」


ベッドに行ったらあたしは寝ちゃう。

座って頬杖をついていれば深く眠ることはないからそうしていたけど何度手に顎を乗せても落ちてしまう


眠い…

本当に眠い

「大丈夫じゃねーだろ。ほら、来い」

「やっ…」

「このッ…やじゃねーよ」


椅子から立ち上がらないあたしの腕を引きあげて立たせてから腰を支えてベッドに誘導してくれた


「こっち使え」

2つあるうちの1つにあたしを座らせてくれてベッドルームを出て行った


寝ちゃいけない…

寝ない…

そう思うのに座ってるのはしんどくて座ったまま上半身をベッドに預けた







そして迷わずに意識を手放した
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