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最愛 【黒子のバスケ】

第24章 ヴェラザノ・ナローズ・ブリッジ


みさきの不満と怒りが……大爆発した

「あの可愛いみさきが……」


英語だからこの翻訳アプリがないと何言ってるかあんまりわかんないけど相当溜まってる。

美緒が用意したクッションをあのパンチバックに何度もたたきつけながら、アプリが追い付かない程すっごい速さで文句をまくしたてて、あたしたちの存在すら多分忘れてる……


「ミサキ…ブチギレ…」

ハンナもあ然

「これ…ヤバいね……初めて見るんだけど」

美緒も茫然
でもちゃっかり動画撮ってる

てか、みさきってこうなると英語喋るんだ。初めて知った
たまに独り言を英語でいう時はあるけど、みさきは素になると英語になるんだ


『大体青峰君が嫌がってるの分かっててなんで部屋に誘うの⁉意味不明‼‼‼人が嫌がることしないなんて人間の基本でしょ⁉』


みさき、大ちゃんはね、みさき以外の女の人には基本あぁなの。
高校んときだってそうだったんだから、あたしはみさきにデレデレの大ちゃんの方が新鮮なの。

だからカレンは嫌がられてるなんてみじんも思ってないの


『とにかくっ‼‼‼‼‼これだけは言うから!!青峰君は……あたしの青峰君なのーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー‼‼‼』










最後は絶叫とともにスマートウォッチのアラームが鳴って、みさきの動きがぴたりと止まった。


そしてハッと我に返ったようにこっちを振り返って、あたしたちを見てちょっと気まずそうなんだけどすっごい可愛い顔して笑ってくれた。



みさきって、ホントに大ちゃんの事大好きなんだね
大ちゃんの何がそんなにいいのかあたしには全然分からないんだけど、みさきにとっては大ちゃんだけが特別なんだよね。


きっとあたしにとってのテツ君と同じ

みさきがこんな独占欲剥き出しなこと言うの初めて聞いた。
なんかすっごい人間的で、ちゃんと恋しててホントによかった。
こんなみさきを見れるなんて大ちゃんにはちょっとだけ感謝してあげる。

しかもあんなにまくしたててたのになんか可愛い



ホント、可愛すぎ
多分美緒も同じこと考えてる

だって笑ってるし

ハンナもこんなみさきを見るのは初めてらしいからびっくりはしてるけど笑ってる

「ダイキは愛されてるわね」


そうだね
でもみさきもすごく愛されてるんだよ







きっと、二人は相思相愛
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