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最愛 【黒子のバスケ】

第24章 ヴェラザノ・ナローズ・ブリッジ


ルールは簡単だった

3回測定して一番いい数字を競う。
あたしは体格と心拍数のこともあるから10ポイントはハンデがもらえる。

しばらく練習したり遊んだりして体を慣らしてから本番だから、あたしもパンチをしてみたらすっごい楽しい


「ねぇこれ何センチだと思う?」

「177㎝」

「さっすがー‼」


身長当てに似てるけどこれはカレンと同じ高さだからすぐに分かった。

見たくないのにいっつも近くにいなきゃいけないから横にいるときの感じは体に染みついてる。


「テツ君がね、そうしてくれたんだよ‼思いっきりやっていいよ‼」

「…では…遠慮なく」

「ほら!クッションとかあるし」


グローブでパンチしようとしたけど、美緒が叩きやすいようになのかクッションを持ってきてくれた。


「え?これホテルの?」

「まさか!さっき買った」

だよね。全然ホテルのっぽくないもん。


でもホテルのだったらできないから、こんなものまで用意してくれたみんなに本当に感謝してる。



それにせっかく用意してくれたんだから存分に使わせていただきます。


グローブを外して…

クッションを両手で持ってそこにあるパンチバッグに思いっきり振り下ろした。


『あたしが小さくてガリガリで子供っぽいなんて言われくたって分かってるに決まってんでしょ⁉自分が美人でスタイルいいから何なの⁉世の中にはねぇ!色んな人がいるんだから!!巨乳が何なの⁉貧乳の何が悪いの!?…〇△□✕%※〇△□✕%※〇△□✕%※……って全く!じょーだんじゃないっ‼‼‼‼‼』
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