• テキストサイズ

最愛 【黒子のバスケ】

第24章 ヴェラザノ・ナローズ・ブリッジ


いきなりヤられて喜ぶ女なんかいねーよ。
そんなもんAVの演出だけで、もしそれを真に受けてんなら女を知らねぇにも程がある。


しかもみさきは不感症じゃねぇ。
どっちかっつったらすっげぇ敏感。
耳と腰は確実に性感帯だし、立ってキスしてると腰がふにゃふにゃになってる。

触ってねぇから濡れてるとかは分からねぇけど、多分演技とかではねぇ気がする。

「俺は、お前はちゃんと感じてるように見えるけどな」

「……なんでっ……してないのになんで分かるの?」

みさきってちょいちょい無知なんだよな…
SEXすんなら女がちゃんと感じてなきゃ入らねぇし乾いてたら男だって痛てぇんだよ

抱く前のキスやら何やらでちゃんと感じてんのかとか、嫌がってねぇかとか見るに決まってんだろ


「抱かなくたってお前の反応で分かる」

「あ…あ、あたっ……」

「落ち着け」

「だってっ…そんなの……恥ずかしいっ」

なんかみさきの恥ずかしいって言うのめちゃくちゃ可愛い
焦って顔真っ赤にしてて、目がウルウルで、ホントに恥ずかしいのか両手で口を押えてデカい目が泳ぎまくってる。

感じてくれてんならこっちとしては嬉しいけど、恥じらってるみさきはすげぇ可愛い。

一生抱けなくてもいいけど、抱きてぇって思う気持ちは一緒に居ればいる程デカくなる。
抱いてるときこんなかわいい顔されたら多分俺は一瞬で終わるけど、やっぱ抱きてぇ


「お前は不感症じゃねぇ。キスして何も感じねぇ?」

「…ううん………キスするの、大好き…」


俺もお前とキスすんのすげぇ好き。

めちゃくちゃ照れてるみさきの手首をそっと掴んで口から手を外させて、柔らかい唇にキスをすると、ゆっくり深くなるにつれてくぐもった甘い声を漏らしてくれた。


俺の服を握る細い指に力が入って、耳の軟骨をそっとなぞると細い肩をピクピクさせて蕩けそうな程甘い顔で熱い吐息を漏らした。



大丈夫だ


お前はちゃんと感じてる


不感症じゃねぇ


トラウマだ





ゆっくり治してけばいい

俺は何があってもお前といる

一緒にいろんなことを乗り越えていければそれでいい

俺達のペースで一緒に進めればそれでいい















「愛してる」




「あたしも……」






/ 1719ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp