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最愛 【黒子のバスケ】

第24章 ヴェラザノ・ナローズ・ブリッジ



テツ君はお仕事で部下のメンタルヘルスも管理をしてるから、ストレス解消方法はたくさん知ってるし、人を良く観察してるからどの方法がいいのかよく分かってる。

「黒須さんの今のストレス状態は、いわゆる運動型と呼ばれるもので、予期しない外敵に緊張が高まり副交感神経系のホルモンが過剰に分泌されている状態です」


ふんふん…

テツ君って読書が趣味だから色んな知識がいっぱいあって、そういうところもホントかっこいい


「どうすればいいんですか?」

「運動させるんです。運動の筋肉活動で副交感神経から過剰に分泌されるアドレナリンを消費させます。汗が出る程度の運動で尚且つ笑ったりしながらできると一番効果的なので、ジムで淡々とやるよりも仲のいい人と楽しくやるのがオススメの方法です」

「でも部屋でできる運動なんて汗かけるかな?」

「大丈夫です。これが届くようにしてありますから」


そういってテツ君がスマホの画面を見せてくれて、美緒と目を合わせて笑った。

これはいいかも

あたしもしてみたいけどさすがにテツ君の前ではしたくない。
これは女同士でやるから楽しそうだし運動にもなる


「もー!テツ君大好き」

「僕も大好きです。今夜は皆さんで楽しんでくださいね。さつきもストレス発散です!」


「ってことは、昨日とか一昨日もそうした方がよかったって事ですか?」

「いえ、昨日と一昨日は肉体的疲労と精神的疲労が顕著でしたから、休養型のストレスタイプなので、青峰君とゆっくり過ごすのが正解でした。青峰君としては今日も黒須さんと一緒にいたいでしょうが今晩は別行動です。黒須さんを思いっきり笑わせてあげてください」


「うん!テツ君、ありがとう‼‼」

「ありがとうございます。で、涼太はなんかいい案あった?」

「勿論!罰ゲーム付けちゃえば絶対みんなマジでやるっしょ?だから一番負けた人が罰ゲーム。あっちのホテルの中華に面白いのあったでしょ?」

「あー!あった。みさきがOKしたらそれは採用」

「「絶対負けないから」」


あたしたちはすでにやる気満々。
ハンナにはテツ君から話してもらうと、大喜びで賛成してくれて3人でパットのところにいるみさきのところに向かった
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