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最愛 【黒子のバスケ】

第23章 After the rain


他の女を抱いたベッドにみさきを寝かせたくなかった。

ホテルのベッドなんて不特定多数が使ってるし、全然知らねぇ奴らがヤっててそこで寝たりしてんだから普通に考えりゃ別に何ともねぇことなのかもしれねぇけど、なぜか猛烈に嫌だった。

みさきが汚れそうで、そんな事ねぇって頭では分かってても感情的にすげぇ嫌で引っ越しもあったからベッドを買い替えた。

だからあの女を抱いたベッドはもうねぇのにあの女は過去をほじくり返して…

あのベッドで抱いたのは確かにあいつだけだけど別に特別だった訳じゃねぇ。
目の前に巨乳があってヤリてぇ気分だったから抱いただけだ。

確かに付き合った期間は一番長かったけど、別にその他の女より特別だったわけでも、めちゃくちゃ惚れてたわけでもなけりゃSEXの相性がいいって訳でもなかった。

冷たいと言われようが薄情なクソ野郎だと思われようがそれが事実だ。


「なんでって…さっきあの女が言ってただろ⁉それはもう買い替えたってことだよ!」

「あ、言ってたかも。でもわざわざ買い替えるなんて…」



こういうのって女の方がこだわるんじゃねぇの?

あの女は自分だけが俺のベッドで抱かれたってことをよく言ってたらしいから、あれを聞いたことでみさきが嫌な思いをしただろうし、うちに来た時にそんなベッドで寝たくねぇとか言われて別々に寝るなんて御免だった


「嫌じゃねぇの?」

「うーん…少し嫌だと思うけどちょっと分かんない。だってあたしのベッドだって大我寝てるよ?青峰君、嫌?」


そういう意味じゃねぇんだけど…
処女のせいかこういう時結構鈍感だな。

知り合ってから、なんとなくそうじゃねぇかって思うときは何度もあったけど、あの話を聞くまで確信はなかった


「いや、火神とお前は寝てねぇだろ?」

「え、一緒にお昼寝とかするときあったよ」

「は⁉」

「……ベッド…変えた方がいい?」


寝るの意味を取り違えてるけどそこじゃねぇ‼
別に変えなくていいけど一緒に昼寝って…
マジでムカつく‼


「なんで一緒に昼寝なんだよ!?」

「だってあたしがお昼寝するって言うと、冷房がもったいないから大我もお昼寝するって同じとこで寝てた…」


火神…あの野郎
冷房勿体ねぇとかもっともらしいこと言いやがって…
絶対ぇみさきと寝たかっただけだろ

ぶっ殺す…
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