• テキストサイズ

最愛 【黒子のバスケ】

第23章 After the rain


二人でいっぱい話していっぱいキスをした。


きっと明日の撮影だって嫌なことはある。
それでも投げ出さない


メイクブラシのお手入れをして、明日のメイクをチェックして、それぞれに注意点をメッセージで送る。


青峰君はあたしが仕事するときも、いつもと同じようにずっと抱っこして頬や首にキスをしてくれた。

くすぐったいけど幸せでついついあたしも後ろを向いてしまう。

あたしが後ろを見ると顔を近づけてくれるから、鼻が当たってあたしがツンツンってすると青峰君もツンツンして、キスをしてくれる。




「やっぱ全然違げぇな。本物は最高だ」

「え?なんの話?」

「火神に言われたんだよ。相手があいつだって分かった時、撮影で自分からNG出すなって。相手をお前だと思ってやれって。だからずっとお前の事だけ考えてた。似ても似つかねぇけど目の前にいるのはみさきだって自分に言い聞かせるしか乗り切る方法が思いつかなかった」

「そうだったんだ。ごめんね、あたしが仕事強行するから…」

「そうじゃねぇよ。俺はお前の仕事への姿勢を尊敬してる。俺がお前の足引っ張る訳にいかねぇだろ?一緒に乗り切ろうぜ」

「うん」


うぬぼれてもいいかな…?
あの撮影の時の優しい顔はあたしを思ってくれたからだって思っていい?

頭を撫でてくれる青峰君の顔が、さっきの撮影の時よりも優しく見えるのは気のせいじゃないってことだよね?

一緒にって言ってくれたのすごく嬉しかった。





大好き


優しくて強くて全部全部包んでくれるとこが大好き。
聞いたことを誤魔化さずに全部きちんと答えてくれるから信じられる。


こんなわがままでほしがりで、ヤキモチばっかりのめんどくさいあたしを愛してくれてありがとう。



「あと、これだけは言っとく。ベッドは変えた」
































「あ、うん。なんで?」
/ 1719ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp