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最愛 【黒子のバスケ】

第23章 After the rain



「俺はお前以外の女と同じベッドで朝までいたことは一度もねぇ。これは断言できる。俺はお前と知り合うまで一人でしか寝れねぇって思ってた」


「あの、ずっと不思議だったんだけど…なんであたしはいいの?付き合ってない時は一緒に寝れるってこと?もしかして付き合ってから一緒に寝るの嫌だった?」


これはずっと不思議だった。
付き合う前はあたしを湯たんぽにしてると思ってたし、青峰君はあたしを犬とか猫みたいな感じで可愛がってくれてるんだって思ってた。

自分は青峰君にとって人間とか女の人ってくくりには入ってないって思ってた。

だけど付き合ってからも一緒に寝てくれて、それはあたしがそうしたがるから本当は嫌でもあたしに合わせてくれてるのかもって…


「だから、俺はお前としか寝れねぇの。一人で寝るかお前と寝るか。それ以外はねぇ。付き合う付き合わねぇじゃなくてお前かお前じゃねぇかってことだよ。なんでそんな頓珍漢なこと言うんだよ……それに、俺は相手が彼女でもやりたくねぇことはしねぇ。一緒に寝たくなきゃとっくにそう言ってる」


「じゃあキスは?」

「は?」

「キス嫌いじゃない?」


カレンさんに言われたキス嫌いを信じてる訳じゃないけど、やっぱり確かめたい。


「嫌いだった。お前とするまで俺はキスがマジで嫌いだったし首から上に触られんのもマジで無理だった。けど、お前とはしてぇし、触られんのも全然嫌じゃねぇ……って…何言わせんだこの鈍感‼‼」

「鈍感じゃないっ!でも、分かんないんだもん。あたし…ホントに男の人なんて意味不明なの。好きとか付き合うとか未知の世界だったし…とにかく分からないことだらけなの…」

いい歳して恥ずかしいけどそれが事実





「なら…全部俺が教えてやる。お前は俺のことだけ知ってればいい」



やだ…
なんで突然そんな甘い声で言うの…?

耳元でしゃべられるだけで腰が抜けちゃいそうなのにそんな声ズルい




「で、俺もお前の事だけ知りてぇから、まだ言ってねぇことあんなら全部言え」


「んっ……みみ…くすぐったい…」






































________________ガブっ…


「やぁぁっ…」






「それは知ってる。すげぇ敏感で……すぐ可愛い声出す」
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