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最愛 【黒子のバスケ】

第23章 After the rain


ホテルに戻って進藤と桃井をそれぞれの部屋に戻してから、俺とハンナも部屋に戻ってみさきのことをハンナが話してくれた


泣いて呑んでカレンのことをぶちまけて

青峰のことを疑ってる訳じゃないけど、体を見て抱かれなかったってことを相当気にしてたらしい

みさきもまだまだ青峰のこと分かってねぇな。
まぁ自分に自信がねぇってのもあるだろうけど。

でも、あの性欲の強い男が、体まで見てよく堪えたな。
ホント、あいつはすげーわ。
いくら過去を知ったからって、誰でもが同じように我慢できるとは思えねぇ。大事に思ってるからこそ抱かなかったってことは、みさきに一番分かって欲しい。




朝になって、大丈夫だってメッセージが届いてたってハンナが見せてくれたから、全員で飯食おうってグループでやりとりしてんのに2人とも既読にもならねぇし、青峰たちの部屋のチャイムを鳴らしたけど、物音ひとつなくて気配すら感じなかった。


もしかしてまだ向こうか??
別に仲良くやれてんならどこでもいいけど、本当に2人してスマホ放置するから困る。



「ねぇ、みさき大丈夫だったかな?」

「…分かんない。あんなみさき初めてだったし。一応仲直りはしたってメッセージ入ってたけどさ、あのみさきの荒れようね」


ラウンジで集まって6人で飯食ってるけど話題はやっぱみさきと青峰

今はすげぇ便利な翻訳アプリがあって、それを開いておくと会話と同時に英文にしてくれるから、ハンナも俺らの会話に入れて時々可愛い日本語を話してくれた。


「チョーいっぱい飲んだ」

「いや、1本くれぇなら平気だな。昨日も潰れたんじゃなくて多分寝ただけだわ」

「てか、昼間はめっちゃ仲良しだったのに何があったんすか?」

「お前聞いてねぇの?」

「だって美緒戻ってこないと思って俺寝ちゃったんスよ。しかも時差ぼけで、今朝だってやっと起きたッス」

まぁ黄瀬はフライト明けだったしそうなってもしょうがねぇな

みさきは行き来が多いから調整がなくても大丈夫だろうけど、それでも酒1本で寝たってことは体はそれなりに疲労がある。

体の疲れに加えて精神的な攻撃を受ければ投げやりにもなる。

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