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最愛 【黒子のバスケ】

第21章 bombshell


多国籍の現場だから通訳もいて大所帯の現場だった。

基本的に共通語は英語だけどもちろん全員ができるわけじゃない

大我、青峰君、黒子君、中野チーフをはじめとした数名のスタッフは全く問題なし。
光さん、さつき、美緒、その他10名程度は少しゆっくり目の日常会話は問題なくこなせる。
でも、それ以外の人はほぼ英語は通じず、単語を聞き取れる程度だから数名の通訳を入れて現場のコミュニケーションを図る。

だけど撮影クルーは全員日本人で問題はないし、英語ができる人がちらほらいるからわからなければ聞けばOK





部屋に続々と人が入り始めて、いろんな国の言葉が飛び交っているけどパットを知らない人は誰一人としていなくて、ほぼ全員がパットに握手や挨拶を求めていて本当にあたしがチーフでいいのか不安になってくる。


『ちょっと、そんな顔しないの。あなたはあたしの自慢よ?20代でコレクション2回、あのモデルエージェンシーの鬼社長を実力で黙らせるなんてあなたにしかできないわ』

『なんでそれ…』

『みんながいろいろ教えてくれるのよ』


知られてるなんて思わなかった。
だけどパットからそうやって褒めてもらうと本当に自信になる。



最後のモデルさんが部屋に入って、全員がそろったところでパットが小さく何かつぶやいたけどチーフの言葉でかき消されてそれぞれの紹介が始まった


『ではまず、男性のメインモデルから…ゴールドのフレグランスのモデルを務めます黄瀬涼太さん、赤が火神大我さん、青が青峰大輝さん』


『次に女性モデル、ゴールドがエマさん、赤がソフィアさん、青はカレンさんになります』


その後スタッフ一人ずつが自分の名前とセクションを言うことになっていてあたしの番が回ってきた


『メイクのセクションチーフを務めます黒須みさきです。メイクで何か問題がありましたら遠慮なく私におっしゃってください。よろしくお願いいたします』


あたしの次はパット

『ダイキとタイガのメイクを担当するパトリック・マクグラスよ。要望や変更はいつでも対応できるわ。みんなよろしく』



メイクチームに続いてその他のクルーの自己紹介も終わって顔合わせが終わると、青峰君がすごく険しい顔をしてるように見えたけど、あたしも中野チーフとの打ち合わせがあって確かめることはできなかった


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