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最愛 【黒子のバスケ】

第21章 bombshell


出がけにリップを塗りなおして全員でレストランに入ると、もう一部のスタッフは来ていて、それぞれに仲のいいスタッフと話をしてた。


撮影は明日の夕方から入るからお酒を飲んでる人も結構いる。

大我の相手のソフィアさんと黄瀬君の相手のエマさんはなんとピッチピチの20歳

大我と黄瀬君に気づいた関係者に促されて、ニコニコしながら挨拶にきて握手をしてた

『明日からよろしくお願いします』

『あの制汗剤のすごくかっこよくて…一緒にお仕事できて光栄です』

『こっちこそよろしくな』

「火神っち、俺英語全然分かんないッス……」

「挨拶来てくれたって。明日からよろしくってよ」

マネージャーさんは英語ができるけど、今は大我と青峰君のエージェントと何か話してるみたいで通訳は大我がやってくれた。

『ごめんな。こいつ英語できねぇんだ。一緒にいいものにしてぇって。よろしくな』

黄瀬君が言ったことを大我が伝えると、エマさんとソフィアさんが人懐っこく笑って、少し離れてたあたしたちにも挨拶をして、ハグもしてくれた。



美しい人ってホントにいい匂いする

エマさんもソフィアさんも20歳とは思えないお色気を惜しげもなく振りまいて、タイトなワンピースの腰にお互いに手を回しあって戻っていった。

この二人はモデル仲間だけど多分プライベートでもかなり仲良さそうな感じ。

カップルではないけど親友とか親しい友達ってことに間違いなさそう。



「ねぇ…やっぱあたし…撮影やだ」

「美緒⁉ここまで来て何言ってるの⁉」


小声だけど突然の撮影ヤだ発言にあたしが絶句するとさつきも焦って心配してる。

美緒がこんなこと言うの初めてだから、どうしたんだろう…


「だってエマさん…若くてかわいくてちょーセクシーじゃん!」

「ソレ、チョーワカル」

ハンナ…
すごいかわいいんですけど


「みさきは?」

「これ、プライベートだからね。超個人的な意見。仕事になれば別だからね。聞かなかったことにして」

「前置き長い」

だって、言い訳しないと言っちゃいけないような気がするんだもん。
自分がチームをまとめる立場なのに、こんなこと言っていいか分からないんだけど吐き出したい


周りを見て絶対聞こえないように4人で円陣を組むように集まって……




「すっっっっっっごいやだ」

本心を吐き出した
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