• テキストサイズ

最愛 【黒子のバスケ】

第21章 bombshell


「忙しいとこ悪りぃ。ちょっと厄介ごとが起きちまって、俺の相手のモデルが急遽変更になって新しく来たあのカレンってのは、前の女だ」

「マジっすか……」

正直付き合ってたことすらなかったことにしてぇくれぇだ。
後腐れなく別れたつもりだった。
あいつが自分で俺に見切りをつけたのに、ヨリ戻せなんて言われるとは思ってもなかった



「俺のスマホをハッキングしたのもあいつだ」

「ハッキングされたことはさつきから聞いていましたが、相手はやはりそういった関係の女性でしたか」

ネロを捨てた時点でろくな女じゃねぇとは思ってたけど、ハッキングまでしてくるとは思ってなかった。

「んー…ハッキングは2月だから、大ちゃんのスマホにはみさきの写真もあったし顔もばれてるってこと?」

おいっ‼
バカヤロウ‼何バラしてんだ‼

付き合う前から写真持ってたとか俺がストーカーみてぇじゃねぇか‼

いきなり爆弾投下すんなよ


「えっ?顔は分からないでしょ?青峰君あたしの写真なんて1枚も持ってないよ」


持ってるに決まってんだろ…

すげぇ持ってるわ。
全然足りねぇけど


「いや、みさきっちごめん。俺、青峰っちに写真送ったっス」

黄瀬‼‼
てめぇも黙れ‼


「ちょっとー‼絶対変なやつでしょ」

「そんなことないよ。あたしはみさきのすっごいかわいいのしか送ってないよ」

「さつきもなの⁉なんで⁉」

「なんでって…そんなの、大ちゃんが最初からみさきのこと大好きで会えないの寂しがるから、撮れたて直送で新鮮なみさきをお届けしてるんじゃん」

「あたしはお魚じゃないっ‼」


やべー…
カオス


それなりに深刻な話題だったのに、なんでこうなんだよ…

とにかく収まれ……とか思ってたら俺のスマホのアラームがどっかで鳴ってる。


どこだ?

ポッケにねぇから音のする方を見ると、みさきがカウチの背もたれの間から俺のスマホを取り出した


「あれ?ここにある……って…なにこれっ‼‼これ撮ったの大我でしょ‼‼‼」

「ばっかやろ‼お前!消せっつっただろーが‼‼」


やべー…
昼寝して寝過ごさねぇようにセットしたアラームだ。

実家のプールでフラミンゴ乗ってる可愛いやつ

だって会えねぇし…
寝起きは好きな女の顔見てぇじゃん?
/ 1719ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp