• テキストサイズ

最愛 【黒子のバスケ】

第21章 bombshell


「なぁ…なんかすげぇハイテンションなみさきの声すんだけど」

「あの二人何やってんスか?」


元カノの話もあるし、ハンナも進藤も桃井もみさきに用意を手伝ってもらうっつってたから、全員でそろって青峰たちの部屋に行ってチャイムを鳴らそうとした瞬間、みさきのすっげぇ楽しそうな声が聞こえた。


いくらいいホテルだからって防音ではねぇから、ある程度騒げば部屋の前では聞こえる。


「大ちゃんさっきすっごい不機嫌だったのに何?」

「そうなの?」


確かにさっきまでの青峰はすっげぇ不機嫌だった。
元カノが突然現れて尚且つそいつが撮影の相手でしかも後腐れしまくり

不機嫌にならねぇ方がおかしい



「あ、静かになりました。チャイム鳴らしてみましょう」

「だな」


黒子がチャイムを鳴らすと、半笑いでちょっと息の弾んだ青峰と、珍しく髪が乱れたみさきが笑いながら出てきた


こいつら、マジで何やってんだ?

面倒で恐ろしい元カノ出現でもっと深刻になるのが普通じゃねぇの?


まぁいいわ。
こいつらが仲良くやってんならそれでいい。


「とりあえず用意しちゃおっか!」

『ハンナも、みんなで奥の部屋で用意しよ』


みさきたちが奥の部屋に用意に入って、俺らはもう用意も済んでたけど青峰はバスルームに着替えに入った。



「てか、マジ何やってたんスかね?青峰っち汗かいてるっすよ…」

「運動会でしょうか」

「トレーニングかもな」


みさきをウエイトにしてるとか言って…
それ青峰がやりてぇだけだろって思ってたけど、さっきのみさきを見る限り、すげぇニコニコしてたからみさきも楽しんでるっぽい。

まぁトレーニングかどうかわかんねぇけど。



奥の部屋から女たちがきゃっきゃ騒いで楽しそうに用意してる声が聞こえてきた。

進藤と桃井も結構仲良く簡単な言葉でコミュニケーションをとってくれたり、ハンナがちょっと変な日本語を話したりして楽しそうにしてた。

ハンナの少し変な日本語はすげぇ可愛い。
意味は通じるけどやっぱり発音が英語に訛ってたりしてそれが堪んねぇ





「忙しいとこ悪りぃな。女たちが用意できたら話すわ」



着替え終わった青峰がリビングに戻って、最初程不機嫌ではねぇけどさっき程ご機嫌でもねぇ
/ 1719ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp