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最愛 【黒子のバスケ】

第21章 bombshell


控室として何部屋か抑えてあって、大我と青峰君と黄瀬君と女性モデルさんはそれぞれに個室

あたしたちメイクは3部屋が用意されていた


ペニンシュラと距離は近いけどあたしはチェックインをしてる時間はない。

控室である部屋にはすでにBOSSが待ってるはずだから、その部屋に荷物を置くためにエレベーターに乗り込んだ。


BOSSとあたしの控室は贅沢にもスイート

あたしだけなら当然スタンダードルームでいいけど、パットを招くのにスタンダードは恐れ多いってことでスイートが用意された。



部屋のチャイムを鳴らすと扉が開いて大好きなBOSSが顔を出してくれた



『BOSS!会いたかったー‼』

『ちょっとベイビー、浮気だと思われるじゃない。それに今回は、あなたがBOSSでしょ?』

『浮気って…なんでそ……』


そこまで言いかけてBOSSの向こうに見えたのは、笑ってる大我と眉間にしわを寄せた青峰君だった



「浮気だな」

「ちょっと‼浮気じゃないっ!」

ゲラゲラ笑ってる大我を睨んでとっさに否定すると、青峰君が大股で近づいてきて、荷物を持ったままなのに置く暇もなくぎゅっと抱きしめられた















「俺は、お前にすっげぇ会いたかったんだけど?」

「……あの………えと……わたしくしも…」




噛んだ………


最悪…



だって…

いきなりいると思わないじゃん


会いたかったに決まってる

会いたくて会いたくて夜だっていつも寂しかった


大きなベッドが大好きだったのに、一人で眠るベッドは寂しくて、夢うつつの時にいつも青峰君を探してた

それでも青峰君がいないって分かって目が覚めて、どうしようもなく会いたかった



噛んだしうまく言葉にならないからもう喋らないけど、荷物を持ったままぎゅっと強く抱きしめ返した


伝わって


会いたかったって伝わって

大好きだって伝わって









「すげぇいい匂いすんだけど」


きっとそれはさっき付けた香水

耳のそばに人がいるなんて今まではなかった


だけどこういう時、こうやって気づいてもらえるんだ


あたしは青峰君の耳には届かないけど青峰君はいつも通りいい匂いがしてその胸に顔を埋めた















「はぁ……お前らさぁ……」




あ、大我

いたんだった
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