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最愛 【黒子のバスケ】

第7章 近づく距離


ホテルに戻ると買ったものまで全部持ってくれるし部屋までまた送ってもらってしまった…


「本当にありがとう。すごく楽しかった」

「なぁ…夕飯決めてるか?」

「全然」

「一緒に食おうぜ」

ドアの前でバイバイだって思ってたのに。
まだ一緒にいてくれるの?


ご飯に誘われるのが嬉しかった

他の男の人となら行きたいなんて思わないけど青峰君とまだ一緒にいられるなら一緒にご飯食べたい



「うん‼外出る?それとも中で済ます?」

「どーするか。とりあえずロビーのカフェ行ってなんか飲みながら決めるか。ずっと歩きっぱなしで喉乾いただろ?」

「ちょっと乾いたかも」

「じゃあ荷物置いたらまた来る。すぐ出れるか?」

「10分後だと嬉しい。着替えたいから」

「じゃああとで来るから部屋にいろよ」

「うん」


今日一日青峰君といて好きな気持ちは膨れ上がった。
たくさんの優しさに触れて、色んな表情が見れてすごく楽しくて、幸せを感じた

買ってもらった服の中からひざ丈のワンピースを選んで買ってもらった靴に足を入れる

ひざ丈のワンピースなんて久しぶり
いつぶりだろう…


すごい気合入ってるみたいになってない?

でも夕食に行くなら少しくらいいいよね

座っても太ももの傷が見えないことを確認して髪をポニーテールにまとめてディナーに行かれるように身支度を整える


さっき巻いたからただ結ぶだけでも全然あり。
食事中に髪がうざったいのは嫌いだし長いからお料理に入ったりしたらよろしくない


お洋服と髪はこれでOK


メイクを少し手直しして夜に映えるように、少しでも綺麗に思ってもらえるようにリップを塗り直した


用意ができてドキドキしながら部屋で待ってるとチャイムが鳴ってドアの向こうにはジャケットを着てる青峰君

ドアを開けると少し驚いたようにして少しの沈黙


「…行くか」

「うん」

やっぱりやりすぎだった?

引かれちゃったかな…


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