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最愛 【黒子のバスケ】

第21章 bombshell


side青峰

火神から聞く冷凍のことは初めて知ることばっかだった

みさきがシカゴでウインナーを作ってくれたのはちびちび勿体つけて食って3か月とか持たせるらしい

しかもあの俺の好きなグルテンフリーのパンも冷凍してるとか言われて驚いた


さすがに作りたてとはいかねぇけどすげぇまずくなるとか腐るってことはねぇらしい


大量のエビをそのまま冷凍しようとしてまた火神に怒られて5匹ずつに分けてラップで包んで冷凍庫に入れようとしたとき火神のスマホが鳴った



「進藤と桃井来るから今包んだ以外は今日調理しちまおうぜ」

「そーだな…」


エビは結構メンドクセェけど今日はエビフライにするって決めてやってたから火神と一緒にエビに衣ってのをつけてここでもまた怒られた

「粉払えって言ってんだろ。そんなんじゃ衣かエビかわからなくなっちまうだろ。みさきはエビフライは衣が薄いのが好きなんだよ」

「上手く払えねぇ…クッソ」

「お前がしっぽむしっちまうからだろ」

みさきが料理したときって、こんなに散らかってねぇし、もっときれいにやってたのに俺の周りはすげぇ粉だらけ。雪でも降ったかってぐれぇ白い

フォーシーズンズで料理してくれた時、何品も出してくれたけどあれは慣れてるからできたんだな…

火神に怒られながらエビに衣をつけ終わって、とりあえずキッチンを片付けたところでみさき達が帰ってきた


【ただいまー】


何がただいまだ。
ここはみさきんちなんだからただいまはみさきだけだろ


「お帰り」

リビングに入ってきたみさきをハグすると今日一日の家事の疲れが癒された。


「あれ?青峰君エプロンしてるの?」

「あ、…あぁ」

やっべ…
外し忘れた


「もしかして、ご飯作ってくれたの?」

「まだ途中だ。しかも皿割った……ごめん」

「わー!嬉しい‼あたしも一緒にやるからちょっと待っててね!お皿はいいけど青峰君怪我してない??」

「あぁ」

「よかった」


全然できてねぇのにすげぇ嬉しそうにしてくれるのを見て、みさき程うまくは出来ねぇかもしれねぇけど、最低限はできるようになっときてぇって思えた。


火神にも短くハグをして、メイク道具の手入れに行ったみさきを進藤とさつきが見て笑ってた。


「お前らも着替えてくれば?みさきんちに部屋着置いてんだろ?」

「「はーい‼」」
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