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最愛 【黒子のバスケ】

第21章 bombshell


side火神

「だーかーらー!ちげぇっつってんだろ。エビは意外とデリケートなんだからそんなおもっくそ刺したら貫通しちまうだろ!角度もちげぇんだよ」

俺は今青峰に料理を教えてやってる。

家事が全くできねぇ青峰はハウスキーパーを入れてるけど、少しは自分でやる気になったらしく、教えろっつーから二人を邪魔してる手前断れなくて教えてるけどマジで不器用


あんなに器用にボールを操る青峰とは別人だ


「いてっ」

「だ、か、ら!!真っすぐじゃねぇって!斜めだっつーの」


居候の間は運転は青峰、家事は俺、みさきは仕事

傍から見たら俺らヒモだよな…


掃除、洗濯、洗い物、その他諸々

掃除機は電源とごみ捨てボタン間違えるし洗濯は洗剤入れまくるし洗い物は皿割った


青峰は家事は不向きだな


「つーか、なんでお前急にやるとか言い出したんだよ」

「は?そんなん結婚してぇからに決まってんだろ」

「はぁ?」

意味わからねぇんだけど…

結婚して二人とも家事出来ねぇ時があんなら、それこそハウスキーパーでいいんじゃねぇの?


「一人なら別にハウスキーパー入れりゃいいけど、結婚したら家にほかの奴入れたくねぇんだよ。けどみさきは仕事してんだからあいつ一人で家事とかふこーへーだろ。俺のが時間あんだし。俺はみさきと結婚してぇの。してくれるか分かんねぇけど、してくれるってなってからやるんじゃ遅せぇだろ」


こいつ、意味不明とか思ったけどなんかいい奴だわ。

それに多分、みさきも家のことは自分でするって言うタイプだし、こいつのこの突拍子もねぇ行動力と思考はみさきとは合ってる

みさきもぶっ飛んでるとこあるしな


「LA戻っても教えてやる」

「頼むわ。うちのハウスキーパーももうばあさんだから、あと3年くらいで隠居してぇっつってたしな。それまでに頼むわ」

青峰のとこにずっと通ってるハウスキーパーのリラは80近いばあちゃんで、青峰を孫みてぇに思ってんのかあいつがCLに行ってからずっと世話になってて俺も何度も会ってる。

移籍が決まったことで契約も終わりかと思ったけど、青峰が他のハウスキーパーを嫌だっつーからLAに移住してもいいって言ってくれたらしく契約を継続できることになってた。
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