• テキストサイズ

最愛 【黒子のバスケ】

第21章 bombshell


「まぁ今大我もちょうどうちにいるし、念の為に言っておくね」

「え?かがみんみさきのうちにいるの?」

「ダーリンと二人のラブラブ生活じゃないの?」


出た。美緒の変な言い方であたしをいじめるやつ

でも今回はあたしもスルーしちゃうから


二人に、大我がお財布を盗まれて一文無しでカードもなくて、フライトも取れなくなって、ネロ君のためにチャーターした飛行機に、ついでに乗せてもらうって話をした


「ねぇ、それって青峰さんがネロ君のついでに火神さんを乗せてあげるってことだよね?普通ネロ君がついでだよね?」

「大ちゃんってホント意味わかんないよね」

「青峰君はネロ君溺愛してるの。だってねネロ君がほっぺにちゅってするとすっごい嬉しそうにハグして一緒にコロコロして遊ぶんだよ。それにいつもいっぱい話しかけて何回も可愛いって言うんだよ」

ネロ君は40キロもあるのに青峰君は毎日何度か抱っこしてあげてネロ君もすっごく嬉しそうに肩に手を乗せてる

あまりの可愛さに写真を撮ったけど青峰君の表情が幸せそうすぎてネロ君にちょっとしたやきもちを妬いた。


あたしは最近ほんとに焼きもち妬き


ワンちゃんに焼きもち妬くなんて絶対変だって分かってるのに、ネロ君が抱っこされてるとあたしも抱っこしてって思っちゃう


甘やかされすぎてわがままになってるんだってわかってるのに止まらない


「青峰さんって意外性の塊だよね。すっごい優しいとこあるし、マメだし。涼太なんて自分が女だったら周りを蹴落としてでも絶対自分が彼女になるって意味不明なくらい白熱して語ってくれたからね」

「えー。大ちゃんが優しいのもマメなのもみさきだけだよ」


そうなのかな?

あたしは最初から優しくてマメな青峰君しか知らないから何とも言えないし意外とも思わないんだけど

もしそうならなんかちょっと嬉しい

あたしは本当に欲張りで欲しがり

青峰君と一緒にいるだけじゃなくて特別でいたいって
もっともっと好きになってほしいって

大我がいて思い通りにキスができなくて、自分がどれだけ青峰君が好きでキスされるのが大好きなのかわかったような気がする
/ 1719ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp