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最愛 【黒子のバスケ】

第21章 bombshell


言い合いをしながらもお手伝いをしてくれて、3人で春巻きを食べて、大我は相当腹ペコだったのかすっごい食べてるから作り足した


「ハンナに連絡した?」

「おう。あーぁ、ホントなら明後日には会えたってのに…」


大我が今までこんな風に甘えてるのって見たことなかった。
ハンナと付き合ってから初めて知った大我の顔はちょっと甘えただった。


「イカダで帰りゃいいじゃねぇか。JWの奴らみてぇに」

「イカダなんて使ってたら4日後のフライトよりも遅くなんだろ。つーかJWの奴らってマジでイカダで帰ったのか?」

「な訳ねぇだろ。けどファーストはキャンセルしてエコノミーにして、六本木で飲み散らかした分も含めて、費用全額請求してやったって景虎さんゲラゲラ笑ってすっげぇ嬉しそうだったぜ」

JWとの試合は結局あたしは全部見れてないけど黄瀬君が交代した後の話を美緒から聞いてすっごく見たくて堪らない

「え、親善試合ってこっちがお願いしたんだし費用ってこっち持ちじゃないの?」

「そうなんだけどよ、あいつらとの対戦相手は当初俺らじゃなかったんだよ」

「え?そうなの?」

「俺らの2個上の大学生でこっちのプロたちとのストバスの大会で優勝したチームがやったけど、まったく相手になんねぇどころかおちょくられて終わって、試合の最後にケンカ売って帰ろうとしたとこを景虎さんが引き留めて急遽俺らとやった」

あの試合にはそんな経緯があったんだ。

だったら黄瀬君のあの頑張りの理由もなんかわかる気がした。

黄瀬君はきっとバカにされたことが許せなかったんだと思う。

あたしが外注だってバカにされた時もかばってくれた

「まぁお前らは直接の先輩だったしな。あれはあのまま帰らせられねぇ」

「ま、けど今やったらもっと余裕で勝てるな。あんなチームプレイもできねぇ単細胞なんて相手にもなんねぇ」

「だな。結局バスケは個人プレーよりチームプレーだからな。1対5じゃ負ける気がしねぇな」

コートにいても誰にも頼らないなら味方の意味がなくなってしまう

「来季楽しみだね!」

「「あぁ」」


息もぴったり

頼って頼られて

それが当たり前なんだって言い切れるこの二人がいるレイカーズの来季が楽しみで仕方がない
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