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最愛 【黒子のバスケ】

第21章 bombshell


大我がドジ踏んだせいで青峰君が帰国するまでの4日間は大我もこっちで生活することになった


せっかく抱っこしてもらってたのに…

青峰君の膝に乗せてもらえるのは大好き

だってすぐにぎゅってできるしキスだってたくさんできるから、膝に乗せてもらえるとすごく幸せな気持ちになる


それに青峰君の膝に乗っていちごを食べさせてもらうのがあたしは大好き。
すごくドキドキするけど二人だけの秘密のコミュニケーションみたいで特別な感じがする




けど、しょうがないね。

イタリアはスリ大国だからあっちではすごく警戒してたけど日本でスリに遭うなんて思わないよね


「お腹空いたって、何食べたいの?」

「なんでもいいからなんか食いてぇ」

「うーん。その何でもいいが困るけど、生春巻きすぐできるよ」

「なら取り敢えずそれで頼む」


大我のお気に入りの補食の生春巻きは、前回のシカゴで青峰君もすごく気に入ってくれたから、いつでも作れるように材料はそろえてあった。


「あ、でもサーモンないからエビね」

「おー」


あたしはお魚は色々買うけど長持ちしないから少なめにしか買わない。
サーモンは便利で結構好きだけど、エビに勝る美味しさではない
私はエビだけは絶対に切らさない。


いつもはサーモンで作るところをエビに変えて、3人分の春巻きを作ってると、大我がネロくんをトイレに連れて行って青峰君がキッチンに入ってきた


硬くて大きい青峰君にぎゅっと後ろから抱きしめられると手が止まっちゃう


「なぁ…」

「なぁに?」

「お前火神と仲良すぎ」

「え?」

すごい今更感…
けどなんかちょっと不貞腐れたような声で、どうしたのかなって心配になる



「なんで一緒にイタリア行くんだよ…」

あ、もしかしてさっきの会話が原因?

青峰君もあたしと大我が恋愛関係じゃないっていうのはちゃんとわかっててくれてると思うけど、ごまかすのも変だし…

それに、もしあたしが青峰君とさつきが旅行してたことを知って、それを青峰君に変な風にごまかされたら、そういう関係じゃないってわかってても気になっちゃう。

過去のことは関係ないってわかってても、知ったことを誤魔化されたら不安になる。


だからあたしも隠したり誤魔化したりはしない



「あれはね、大我があたしにお礼だって言って連れて行ってくれたの」
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