• テキストサイズ

最愛 【黒子のバスケ】

第20章 28


side紫原


あー…


つかれた~


けど

もう9月だしクリスマスケーキ考えはじめなきゃねぇ~



えっとー……今年は~



って色々考えてたらメッセージがきた


で、見てみたら峰ちん


(いちごくれ)


はぁ?


意味わかんないんだけど~

まぁいっぱいあるし峰ちん昨日誕生日だったしまぁいっか

(どれ?)

(分かんねぇ。うまいヤツ)

(いつ来んのー?)

(多分あと30分後くれぇ)

(おっけー)


日本のいちごは季節的に今はないけど南半球で取れる甘みが強いのとか香りがいいのとか結構ある


色々入れておけばいっか



いちごはデリケートだからいちご同士が触れないように専用のケースに入れて~
白いいちごのタルトを試作中で白いいちごはいっぱいあるからそれも入れるでしょ~
それから桃の香りのするいちごもあるからそれもいれて~




峰ちんは彼女ちんのとこ入り浸ってるってさっちんが言ってたし二人で食べるならこんぐらいあればいっか



綺麗にグラデーションになるように詰めたしー
峰ちんは誕生日だったから一応飾りの花もつけたしー
ケーキっぽく見えるように箱にも入れたしー



これでいいでしょ



誕生日だから特別だかんねぇ





てか…もう30分過ぎてんだけど
まだぁ?



まぁ道も混んでんだろうししょうがないかーって思ってたらみさきちんの車が入ってきてそっから峰ちんが降りてきた



デートで遅くなるとか…ひねりつぶしたくなる


「おそーい」

「よう。急に悪りぃな」

「てか~峰ちんそんないちご好きだっけー?」

「俺は食わせんのが好きなんだよ。イチゴが好きなのはみさきだ」

「なるほどねぇ。ん、これ」


詰めたいちごを差し出すとあの峰ちんが笑って受け取るからどんだけ彼女ちんが好きなのかって思っちゃうよねぇ


「これも一緒にいいか?」

「ん。おっけー」

「悪りぃな。じゃ行くわ」



峰ちんデレデレじゃん…

けど、なーんか俺も嬉しくなっちったー


だってあんな嬉しそうな峰ちん見たの初めてだったから


ケーキ作っててよかったー


/ 1719ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp