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最愛 【黒子のバスケ】

第20章 28


運ばれてくるお料理を分け合って一緒に食べて、青峰君はちょっとだけお酒を飲んだ。


青峰君が自分の中で決めたお酒を飲んでいい日が今日までだったから、帰りはあたしが運転するからって言って今年最後のお酒を飲んでもらった。


「NYで撮影の時はお前ももう酒解禁だろ?」

「うん!」

あたしは心停止の影響でまだお酒は飲めないけど、9月に受ける検査で異常がなければそこでお酒は解禁になる。

勿論飲みすぎはダメだけど普通に飲めるようになる


「ならNYにいる間にちょっと連れて行きてぇとこあるから、最終日の夜予定入れんなよ」


「わー!すっごく楽しみ!」


青峰君はサプライズでいろいろなことをしてくれる。

NYでもらったドレスもアクセサリーもそうだし、2回目に会った時もディナーに連れ出してくれた。

誕生日とかクリスマスだって何も言わずにプレゼントを贈ってくれて、今まではただの日常と変わらなかったのに、青峰君と出会ってから特別な思い出がたくさん増えて行った

それに退院祝いは本当にびっくりした。


男性に何かを贈ってもらうことも今まではなかったし、サプライズなんて本当に初めての経験だから、贈り物を見るたびにそれをもらった時のことをはっきりと思い出せる。


あたしもサプライズとか上手にやりたいな。

さつきはそういうのすごく得意で、いつも黒子君がどういう反応をしてくれたのかってことを嬉しそうに話してくれる


今回の青峰君のお誕生日はちょっとだけサプライズっぽいけど、さつきがやるようなすごい大掛かりなのじゃない。


美緒はどっちかといえばしてもらう方が多いみたい

黄瀬君は美緒の喜ぶ顔が大好きだから、きっとやりたくてやりたくてしょうがないんだよね。

ホントお似合い


今度は黄瀬君にも聞いて青峰君がどんなことが好きなのかとかちゃんと調査してサプライズで何かできたらいいな。


やっぱり好きな人の喜んでくれる顔ってすっごく嬉しいから


お昼を作っただけであんなふうにお礼してくれたり抱きしめてくれるなら、もっともっと喜んでほしいなって思うから、できることは限られちゃうけど、してもらうばっかじゃなくてちゃんとお返ししたい
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