• テキストサイズ

最愛 【黒子のバスケ】

第20章 28


だから…
なんで出かける前にそうやって煽るんだよ


怒られでもすりゃこっちだってそんな気になんねぇのに








抱きしめてた体を離してざっくりと開いた胸元に新しい跡を残した


すげーいい匂いする


こんなクソ暑い日に汗だってかいてるはずなのに、みさきはいつでもすげぇいい匂いがする。

ホントに食っちまいたくなる。


しかも胸すげぇ柔らけぇ…

いつもは胸まで開いてることなんてねぇから胸の上に付けてたけど、今日のはすげぇ深くV字に開いてるからいつもより下の胸に付けた

触れた瞬間はやっぱビクっとしてたし体に力が入ったのが俺にも分かった。


やっぱこういうことがすげぇ怖いんだよな…

これより先が欲しくなる前に家を出ねぇとやべぇ


怖がらせたくねぇ

あんなことされて、それでも俺を受け入れてくれたみさきに、俺の前では警戒しなくて大丈夫なんだって思って欲しい
安心できる存在でいてぇ


「飯行くか?」

「うん!」


ほんと可愛い顔して笑う

絶対泣かせたくねぇ



「何食う?」

「今日牛タン食べたいの」


すげーピンポイント

「いい店あるか?」

「うん!代官山なんだけどいいかな?」

「あぁ」


みさきが旨いって言うとこはマジで旨いし、化学調味料がない店ばっかりだから、俺としてもすげぇ助かる

みさきは子供のころから食品添加物をほぼ摂らねぇ食生活だったらしく、化学調味料を食べると舌がピリピリするらしい。




店が決まったとこでみさきにメイクをオフしてもらってから、軽くシャワーを浴びる間にみさきが自分の身支度を整えて店に電話をしてくれてた


「全室個室のとこで、30分後以降でお席用意できるって言うから1時間後でお願いした」

「じゃあもうちょいしたら出るか」

「うん」


こういうちょっとしたことが俺的にすげぇいい

普通なら俺が電話した方がいいのかもしれねぇけど、こういう時に言わなくてもやってくれるってとこ


一緒にいればいるほど好きなとこが増える


家を出るまでの少しの時間、みさきと一緒にソファに座ってゆっくりしてるだけですげぇ幸せ。


「昼ありがとな。すげぇ旨かった」

「こちらこそ、残さず食べてくれてありがとう」


帰ってきてから落ち着いた時間がなくて言いそびれたとこを言うと、すげぇ嬉しそうな顔を見せてくれた
/ 1719ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp