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最愛 【黒子のバスケ】

第20章 28


床で寝ちゃった…
暑くて体力が奪われたせいか冷たい床ですっかり寝てしまった。

「おはよ。体痛くねぇか?」

「うん。おはよう…いつかえってきたの?」

「ちょっと前だ。まだ眠いか?」

「ううん…これ掛けてくれてありがとう」


自分が着替えてたこともすっかり忘れて起き上がったあたしを、あっという間にタオルケットで包んでくれた青峰君のお陰で、黒子君と黄瀬君にまでキスマークを見られることはなくてホッとした。

「「みさきおはよー」」

「おはよー」


きっとあたしたちはみんな寝起き

「あれやろー」

「やるー」

「あたし真ん中ー」


あたしたちは寝起きに3人で並んで座って左右に体を倒して体重のかけっこをして目を覚ます。

寝起きの体に冷えた部屋は少しだけ肌寒くて、全員がタオルケットにくるまったままソファに座って左右に何度か体を倒した


「あー目覚めるー」

「この圧迫感いいー」

「どっち倒れても最高ー」

あたしが真ん中を選ぶ理由
どっちに倒れても巨乳があるから。っていうのは最近気づいたんだけど、あたしに二人分乗ったら潰れるって言われてそうしてるんだけど、真ん中は動かなくていいから一番楽



ひとしきりそうやって目を覚ますと、さつきと美緒が帰るって言ってて、黄瀬君が黒子君とさつきを送りながら美緒を実家に送ることで話がまとまって4人を青峰君と一緒に見送った。



そして玄関が閉まる瞬間









壁に追い込まれてあっという間に唇が重なった…




「みさき…ただいま」

「…おかえりなさい」


何度も重なる唇にもっと青峰君とくっつきたくて抱き着くと、手から離されたタオルケットが床に落ちた


唇から下に下に落とされていくキスと、しっかりとあたしを支える腕が熱い


「胸開きすぎだろ…」

「んっ…あっ…暑かったのっ…」

まさか寝ちゃうなんて思ってなかったから、青峰君が戻ってくる前には着替えるつもりだった

とにかく暑くて薄着になりたかっただけなの


「知ってる。痕つけすぎちまって悪かった」

「…いいの」


そう返事を返すとキスをやめて青峰君があたしをぎゅってしてくれた。


「そこは怒れよ。暑かっただろ?」

「暑かったけど、いいの……


だって…






一緒にいるときしか………







もらえないもん……」


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